●エレクトリック・ギター
世界大百科事典 第2版
エレクトリック・ギター【electric guitar】
電気によって音を拡大しかつ音色を変えることのできるギター。普通には〈エレキ・ギター〉〈エレキ〉とも言う。ダンスホールなどで働くギタリストたちの,よく響く大きな音の出るギターへの要求に応えて,1920年代の中ごろアメリカで,まず胴の中に金属製反響装置をとりつけたギターが発明された。また一部のギタリストは,マイクロホンあるいは蓄音機のカートリッジをギターにとりつけるなどの工夫をしていたが,30年代の初めに,馬蹄形磁石にコイルを巻いて作ったピックアップを設置した最初の電気ギターが発明され,リッケンバッカー,ギブソンなどのメーカーが製品化した。
出典:株式会社平凡社
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