●オセロ
オセロ
Othello
イギリスの劇作家
シェークスピアの四大悲劇の一つ。5幕 11場。 1604年 11月1日の
宮廷での上演が最も古い上演記録。
初版は 22年の四つ折本 (
クォート) 。イタリアの G.
ジラルディ (
チンツィオ) 作『エカトンミティ』 (1565) から取材している。ベニス公国に雇われたムーア人の将軍オセロは奸悪な旗手
イアーゴーの
陰謀に乗せられて,貞
淑な妻デスデモーナと副官キャシオーとの仲を疑い,嫉妬に狂って彼女を
窒息死させるが,
真相を知らされて自殺をとげる。彼が妻に与えたハンカチが重要な
小道具となっている。 T.S.
エリオットはオセロの自殺直前の
せりふを「自己劇化」の見本として論じているが,古くから
コールリッジの悲劇論や A.C.ブラッドリーのイアーゴーの性格論など,この作品に関しては多くの
論述が残されている。
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オセロ
Othello
日本で考案された
盤上ゲーム。オセロは
商標。相手の石を囲んでとる
碁を
ヒントに,黒と白の石を使って,相手の石を挟んだらとる,というルールが発案された。
縦横8列,64の
枡目に区分された
緑色の盤上で,
表裏が黒と白の 64個の丸い石を使って競技者2人が黒と白に分かれて勝負する。中央にまず,白と黒の石が斜めに交差するように2個ずつ置く。続いて黒から先に,相手の石を縦横,斜めいずれかで
挟み,挟んだ相手の石を裏返して自分の色に変えながらゲームを進める。相手の石を挟めないときは
パスをする。盤上にすべての石を並べ終えたか,相手の石を挟めなくなったら終了し,石の数が多い色が勝ちとなる。
名称は
イギリスの劇作家ウィリアム・
シェークスピアの四大悲劇
オセロに
由来。 1973年には
日本オセロ連盟が設立され,同年に第1回全日本オセロ選手権大会が開催された。その後世界オセロ連盟も設立され,1977年第1回オセロ世界選手権大会が日本で開催された。
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オセロ(Othello)
シェークスピアの四大悲劇の一。5幕。1604年ごろ初演。ムーア人の将軍オセロは部下
イヤゴーの
奸計(かんけい)に乗せられて妻
デスデモーナの
貞操を疑い、殺害したあと、真相を知って自殺する。
オセロー。

縦横8ずつ計64のますの盤と、白と黒の二面の丸い
駒を使う二人用のゲーム。交互に必ず相手の駒を挟むように駒を置き、挟んだ駒を自分の色に変えてその数を競う。商標名。
オセロゲーム。
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オセロ
チェコの作曲家アントニン・ドヴォルザークの管弦楽曲(1892)。
原題《Othello》。『
自然の中で』、『
謝肉祭』とともに、演奏会用の序曲三部作『
自然と人生と愛』を構成する。
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オセロ【Othello】
イギリス生れの盤上ゲーム。〈
リバーシreversi〉の名で1888年に商品化された。日本では明治時代に〈
レバルシー〉(裏返し)として紹介され,その後〈
源平碁〉の名で売り出されたこともあったが,1970年代に〈オセロ〉という商品名で市販されてから爆発的な人気を呼んだ。77年から国際トーナメント大会も開かれている。 ゲーム盤は8×8の64の升目で構成され,
片面が白で
裏面が黒の駒(オセロでは石と呼ぶ)64個を使用する。
出典:株式会社平凡社
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オセロ
[1] (原題Othello) 戯曲。五幕。シェークスピア作。一六〇四年頃初演。ムーア人の将軍オセロは、妻デズデモーナの貞操を疑って殺してしまうが、のちに副官イヤゴーのたくらみと知って、悔恨のあまり自殺する。シェークスピア四大悲劇の一つ。
出典:精選版 日本国語大辞典
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オセロ
Othello
シェークスピアの4大悲劇の1つ
1604年初演。
ヴェネツィアの将軍オセロが,部下イアゴの奸言を信じて貞淑な妻デズデモーナを
絞殺。のち真相を知って悔み,イアゴを殺して自らも自刃する物語。
出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
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