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オベリスク

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

オベリスク
obelisk
古代エジプトで神殿門や墓陵の前に対になって立てられた宗教的,装飾的記念。長大な1本石で,アスワンでとれた花崗岩が用いられた。方形断面が,上方に向うに従って細くなり,先端はピラミッド状をなす。第4王朝のものが最古であるが現存しない。現存する最古のものはヘリオポリスにある第 12王朝セソストリス1世の建立で,高さ 20.7m。第 18王朝以後4面に銘文を刻んだオベリスクがカルナックのアモン神殿の前にいくつも立てられていたが,現在はわずかに1柱を残すのみである。これらの多くはローマ時代にローマに運ばれ,戦車競技場などに建てられた。近代になってロンドンやニューヨークにも移建された。のちにローマのものはバロック時代に広場の中心などに移され,今日のローマの景観に欠かせないものになっている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

オベリスク(obelisk)
古代エジプトで、神殿の門前の両脇に立てられた石造の記念碑。方形で上に向かって細くなり、先端はピラミッド形。柱面には象形文字碑文図像を刻む。方尖(ほうせん)柱。方尖塔。方尖
1の形をした記念碑。
[補説]語源は、ギリシャ語のobelosで、(くし)の

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世界大百科事典 第2版

オベリスク【obelisk】
古代エジプトの太陽神の象徴の一つ。ピラミッド形の先端をもつ先細の一本石角柱で,基台石をもつ。これをギリシア人はobeliskos(〈串〉の意)と呼んだ。もともとはヘリオポリスの太陽神ラーの神殿の聖石ベンベンbenben(天地創造時に原初の大洋上に出現し,太陽神の天地創造の場とされた原初の丘をかたどったもの)に由来し,毎朝太陽の最初の光がその先端に宿るとされた。そのため先端には琥珀金(こはくきん)(エレクトラム)または銅板が張られていた。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

オベリスク【obelisk】
ギリシャ語で、焼き串の意
古代エジプトの太陽の神を象徴する石柱。上方に向かって細くなり、先端がピラミッド形の巨大な一個の石の四角柱。各面に象形文字の碑文や図像が刻まれている。寺院・宮殿の入り口の両脇に建てられた。方尖柱。
の形をした記念碑。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

オベリスク
おべりすく
obelisk
古代エジプトの記念石柱で、一本でつくられている。起源は太陽信仰の本山ヘリオポリスの聖石(ベンベン石)であった。この聖石は一方にピラミッドを、他方にオベリスクを生んだ。オベリスクは方形の柱の頂上をかならずピラミッド形としている。古代エジプト人はこの石柱をテケンとよんだ。オベリスク(金串(かなぐし)の意)はギリシア人の名づけた名称である。オベリスクは神殿の内と外に、また塔門の前に、2本1組で立てられるのが通常であった。四つの面には神への賛歌と王の事績がヒエログリフで刻まれた。現存するオベリスクのうち最古のものは、ヘリオポリスにある第12王朝センウスレト1世のもの(前約2000)であり、最大のものは第18王朝ハトシェプスト女王のもの(29.5メートル)である。オベリスクは古くはエジプト征服者によって、近くは欧米の列強によって運び出された。そのために、外国には15本以上もあるのに、エジプト国内には5本しか立っていない。[酒井傳六]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

オベリスク
〘名〙 (obélisque) 古代エジプトで、神殿の門前の左右に建てた、方形で上にいくにしたがって次第に細くなり、先のとがった白い石柱の記念碑。また、これと同じような形の石柱。柱面には象形文字の碑文や図像を刻む。方尖塔(ほうせんとう)。方尖柱。
※満韓ところどころ(1909)〈夏目漱石〉八「遙向ふの岡の上に高いオベリスクが、白い劔の様に切っ立って」

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社世界史事典 三訂版

オベリスク
obelisk
古代エジプトの記念碑。方形で先のとがった石造記念碑。方尖 (ほうせん) 塔ともいう
花崗 (かこう) 岩の細長い四角柱で,尖端がピラミッド形にとがっている。太陽神ラーの光のの象徴といわれ,のち王の功績をたたえるための記念碑となった。最大のものはカルナック神殿にあり,高さ33m余。ローマ時代と近世にその多くが欧米諸国に運び出された。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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