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オレステス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

オレステス
Orestes
ギリシア神話の英雄。トロイ戦争におけるギリシア方の総大将だったアガメムノンと妃クリュタイムネストラの子。トロイから帰国した父が,母と愛人のアイギストス両名に殺されたとき,まだ幼少だった彼は,姉のエレクトラの助けでフォキスに住む伯父のストロフィオスの宮廷に逃れ,そこで従兄弟のピュラデスと固い友情に結ばれ成長した。成人ののち,アポロンの神託に父のを討てと命じられ,ピュラデスと一緒に故国に帰り,エレクトラと再会し,彼女に励まされクリュタイムネストラとアイギストスを討ったが,母殺しの大罪を犯したために,復讐の女神エリニュスたちに取りつかれ,その迫害を受け苦しみながらピュラデスとともに諸国を放浪した末に,最後にアポロンの勧めでアテナイに行き,そこでアテナ女神の主宰するアレオパゴスの法廷において無罪の宣告を受けた。このあと彼は,アポロンの助言に従い,黒海北岸のタウリスに行き,そこでかつてアウリスの浜でアルテミスにいけにえに捧げられたはずの姉イフィゲネイアと再会した。そして彼女が祭司をつとめる神殿のアルテミス像を盗み出し,姉と一緒にアッチカに持帰ったうえで,ミケーネに帰って王となり,ネオプトレモスの妻になっていた婚約者のヘルミオネを取戻して結婚し,彼女の父メネラオスの跡を継いで,アルゴスとともにスパルタも支配したという。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

オレステス(Orestēs)
ギリシャ神話で、ミケーネ王アガメムノンとクリュタイムネストラの子。姉エレクトラの助けを受け、父を暗殺した母とその情夫を討って復讐(ふくしゅう)を遂げた。

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監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

オレステス【Orestes】
?‐476
西ローマ帝国末期のローマ人将軍。パンノニアに住んでいたが,その地方がアエティウスによってフンに割譲され,448年ころにはアッティラ王の書記を務めた。その後,西ローマ軍に入り,475年にネポス帝によって全軍司令官の地位とパトリキウス称号を与えられたが,同年8月反を起こして同帝をダルマティアに退去させ,息子ロムルス(ロムルス・アウグストゥルス)を西帝位に挙げて実権を握った。しかし翌476年,ゲルマン傭兵隊の土地分割要求を拒んだためオドアケルを長とする兵たちの反乱を招き,8月28日プラケンティアで殺された。

出典:株式会社平凡社
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オレステス【Orestēs】
ギリシア伝説で,ミュケナイ王アガメムノンと妃クリュタイムネストラの子。トロイア戦争から凱旋した父を母とその情人アイギストスAigisthosが謀殺したとき,まだ少年だったオレステスは姉エレクトラの手引きで叔父のフォキス王のもとに逃れ,いとこのピュラデスPyladēsとともに育てられる。成人後,父の仇を報ぜよとのアポロンの神託をうけた彼は,生涯の友となったピュラデスと故国に帰り,母とその情人を討った。

出典:株式会社平凡社
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オレステス【Orestēs】
前408年にアテナイで上演されたエウリピデス作の悲劇。父アガメムノンの仇を討った後のエレクトラとオレステスの姉弟を扱っている。親殺しの罪ゆえに危機に陥った2人は,トロイアからヘレネを伴って帰国したアガメムノンの弟メネラオスに救いの手を求めるが拒否され,彼らの一族に不幸をもたらした元凶ヘレネの殺害にも失敗する。狂ったオレステスは,メネラオスの娘ヘルミオネを奪い,喉に刃をつきつけ,かけつけたメネラオスに,人質をとって追いつめられた犯人のごときふるまいを見せる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

オレステス
おれすてす
Orestēs

ギリシア神話の英雄アガメムノンとクリタイムネストラの子で、父を殺した母親と姦夫(かんぷ)アイギストスに対して復讐(ふくしゅう)を果たした。この物語は古代ギリシア悲劇『オレステイア』として知られる。

[編集部]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

オレステス
(Orestēs) ギリシア神話で、ミケーネ王アガメムノンの子。姉エレクトラとともに、父を殺した母とその姦夫とを討ち父王の復讐をとげる。

出典:精選版 日本国語大辞典
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