@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

オーディン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

オーディン
Oðinn; Odin
北欧神話における最高神。フリースラント人やサクソン人の神でもある。ウォーデンともいう。その名の語源は「吹く」という味であるため風の神とされる。ボル神と女巨人ベストラの子,妻は結婚の女神フリッグ。彼はアサ神族の父でアスガルズの館グラズヘイムに住む。イグドラシルの根もとのミミルの泉で無限の知恵を得るのと引換えに片目を失ったという。宇宙を支配し,天地や人間をつくった。ルーン文字を発明した神とも伝えられる。戦の神,死人の神として死んだ勇士を自分の住む館バルハラに招いた。また有力な呪術者とも信じられた。両肩に大鴉フギンとムニンをとまらせ,2匹の狼を従え,8本足の駿馬スレイプニルを引く。英語の水曜日 Wednesdayはオーディンの日を意味する。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

オーディン(Odin)
北欧神話の最高神。もともと(あらし)の神であるが、文化・軍事・死などをもつかさどる。ゲルマン神話ではウォータンという。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉プラス

オーディン
ロールプレイングゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズに登場する召喚獣。甲冑を着た騎士。初登場は1990年の「ファイナルファンタジーIII」。オーディーンとも。

出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

オーディン【Odin】
北欧神話の主神。古北欧語ではÓðin,ドイツ語ではウォーダンWodan。早くからほとんどすべてのゲルマン人諸族の間で崇拝され,歴史的記録や地名の研究からも民族大移動期にまでさかのぼって裏づけられる。ラテン語の水曜日をあらわす〈メルクリウスの日dies Mercurii〉はゲルマン人の間では〈オーディンの日(英語でWednesday)〉と訳されている。 神としてのオーディンは,北欧のエッダスカルド詩にとくに生彩をもって叙述されているが,スノッリ・ストゥルルソンの《ユングリンガサガ》では,アースガルズを支配する常勝の王,供犠(くぎ)司祭として魔術に長じ,姿を自在に変えられる歴史的存在として描かれている。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

オーディン【Odin】
古代チュートン族の神。北欧神話の最高神。元来は嵐の神。のち軍神・農耕神・死者の神とされた。オディーン。ウォータン。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

オーディン
おーでぃん
inn
北欧神話にでてくるアサ神族の主神で、北欧の王家の祖。ボルと女巨人ベストラの子で、ビリとベーの兄。ほとんどすべてのゲルマン種族の間で崇拝され、そのようすがとくに『エッダ』と『スカルド』に生き生きと表されている。多くの妻たちとの間に子をもうけ、フリッグとの間にバルドル、ヨルズとの間にトール、そのほかにチュール、ヘイムダル、ヘルモッド、ブラギなどの神々がいる。オーディンは、巨人イミルの身体から全世界をつくり、また兄弟のビリ、ベーとともに2本の流木から最初の人間をつくった。天上のワルハラ宮殿に住み、目は片方だけ見えて長いひげを生やした老人のオーディンは、ぶどう酒以外は口にせず、食物はすべて2頭のオオカミであるゲリとフレキに与えてしまう。フリズスキャールブの王座に座って全世界を見はるかし、2羽のカラス、フギンとムニンが世界中を飛んで、オーディンのところへさまざまな情報をもたらす。また八本足の怪馬スレイプニルに乗り、グングニルという槍(やり)と、9夜ごとにまったく同じものを八つ生むという黄金の腕輪ドラウプニルを持つ。オーディンは自分の片方の目と引き換えに、知恵の泉ミミルの水を一口飲ませてもらい、世界を治めるのにふさわしい英知を得た。ひいきの英雄に勝利を与えるため、敵の刃をなまくらにしたり、味方に陣形を教えて敵を無力にする一方、自らのために勇士を犠牲にして、戦場で勇ましく倒れた戦士たちを、使者の乙女ワルキューリによって彼の住むワルハラ宮殿へ運ばせる。彼らはそこで、世界の終末の巨人族との決戦にそなえ武事にいそしむ。また自由に姿を変えることができるオーディンは、鳥、獣、魚、蛇などとなって一瞬のうちに遠い国へ行くことができた。巨人の国から詩の蜜(みつ)酒を盗み、神々に詩をもたらした。また、9夜風の吹きすさぶ樹(き)につり下がって槍でわが身を傷つけ、われとわが身を犠牲にしてルーン文字の秘密を学び、九つの魔法の歌を習った。世界の終末には巨人族と戦い、オオカミのフェンリルに飲み込まれてしまうが、子のビーザルがその仇(あだ)を討つ。
 このように多様な像をもつオーディンは、風神、死の神、軍神、詩と魔法の神などとされ、民俗学では夜の魔軍の長ともされる。オーディンは、北欧ではバイキング時代にスカルド詩人らの王侯賛美とともに支配者層の神として神格を高め、主神となったとする説や、インド・ヨーロッパ諸族神話のなかの主権、祭祀(さいし)、魔術などをつかさどる第一機能を受け持つ神とするなど、さまざまな説がある。水曜日を表す英語Wednesdayは「オーディンの日」の意である。[谷口幸男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

オーディン
(Odin) 北欧神話の最高神。天地、人間を創造し、文化、軍事、知恵、詩、予言などをつかさどる。片目を知恵と取り替えたため一眼になったという。ウォータン。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社世界史事典 三訂版

オーディン
Odin
ゲルマン神話の主神
もとライン川流域で信仰され,スカンディナヴィアに伝わり,主神となった。原義は「怒り狂える者」の意で,嵐の神であったが,のち文化・軍事などをつかさどった。英語のWednesday(水曜日)は,この神の名に由来する。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

オーディン」の用語解説はコトバンクが提供しています。

オーディンの関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation