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オーバーボローイング

デジタル大辞泉

オーバーボローイング(overborrowing)
自己資本に比べて、社債借入金からなる他人資本に対する依存度が高く、資本構成が悪化している状態。借り入れ超過。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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世界大百科事典 第2版

オーバーボローイング【over‐borrowing】
企業の資金調達において,外部資金とくに金融機関からの借入金に過度に依存する状態をいう。日本では,高度成長期に企業の投資意欲がきわめて旺盛であったため,投資支出は自己資金を大きく上回り,その資金不足の大部分が金融機関借入金によってまかなわれた。これは,第2次大戦後,企業と金融機関とくに銀行との関係が密接になり,借入金による資金調達は起債・増資に比べて企業にとってはるかに容易であり,しかも税制上も有利であることによるものである。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

オーバーボローイング【overborrowing】
企業の資本構成に占める外部負債の割合が著しく大きい状態。借り入れ超過。 → オーバーローン

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

オーバーボローイング
おーばーぼろーいんぐ
over-borrowing
企業の資金調達において、外部金融、とりわけ金融機関借入が過大である状態をいう。企業の資金調達は、内部留保(内部金融)や株式・社債発行(資本市場調達)によるのがノーマルであるが、第二次世界大戦後は、日本の企業の内部留保の割合は低く、株式や社債による資金調達も十分ではなかった。このため、戦後の設備投資、とくに高度成長期の旺盛(おうせい)な資金需要を満たすためには、間接金融方式が優位である日本の金融構造の下では、銀行借入が過大となるのもやむをえない状況であった。この資金需要はおもに都市銀行の貸出によってまかなわれ、都市銀行の貸しすぎ(オーバーローン)は日本銀行借用金によって充足された。このようにオーバーボローイングは、企業が安い資金調達方法を模索し、その結果、比較的低コストの銀行借入に依存したためにおきたものである。とくに企業の外部資金調達に占める銀行借入金の割合は1970~1974年(昭和45~49)には83.9%を占めたが、その後、株式・社債発行による資金調達に力を入れて体質改善に努めた結果、1980~1983年には64.7%にまで下がってきた。さらに、金利自由化が進むなかで資金調達の証券化が進み、コマーシャルペーパー(CP)や増資・転換社債・ワラント債発行などのエクイティファイナンス(株式市場を活用する資金調達)の伸長から、大企業を中心として資本市場からの資金調達が大きくなり、オーバーボローイングの解消もみられる。しかし中小企業の資金調達は銀行借入が主でオーバーボローイングといえる。[村本 孜]
『鈴木淑夫著『現代日本金融論』(1974・東洋経済新報社) ▽鹿野嘉昭著『日本の金融制度』第2版(2006・東洋経済新報社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

オーバー‐ボローイング
〘名〙 (overborrowing) 企業の資金構成で、自己資本より金融機関などからの借入金の方が多く経営状態が悪化していること。借入過多。⇔オーバーローン

出典:精選版 日本国語大辞典
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