●カイラワーンのモスク
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カイラワーンのモスク
Mosque of Qayrawān
別称シディオクバ・モスク。チュニジアのカイラワーンにあるモスク。北アフリカにあるすべてのモスクの先駆をなす重要な遺構。 670年頃創建,以後数回の増改築を経て9世紀後半にほぼ現在の姿となった。初期イスラム時代のモスクの原則どおり,中庭に面して三方を回廊,正面を礼拝室としている。礼拝室の奥行が深く,奥のキブラ壁に沿った廊とミフラーブにいたる中央廊とが,T字形に広く高く造られている。このような構成は北アフリカのモスクに広く用いられた。
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