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カイン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

カイン
Cain
創世記』4章に記されているアダムとイブ長子ヤハウェがカインの捧げた農産物供物よりも弟アベルの捧げた動物犠牲のほうを喜んだのをねたんでアベルを殺害した。この罪により,として定住していた土地より追われ,放浪の旅に出た。その後,ノドの地に住み,子孫のトバルカインは青銅や鉄を鍛える者となった。この物語は人類最初の殺人として記されているが,定住民の側からすると,カインという名で示されている部族がいかにして遊牧の民となるにいたったかの経緯を示していると考えられる。その部族はケニ人であるともいわれ,また別の解釈によればカインは都市建設者であり,古代における鍛冶技術者の組合ともされる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

カイン(Cain)
旧約聖書創世記に記されるアダムイブとの長子。自分の献物が神に退けられたのを恨み、弟アベルを殺した。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

カイン【Cain】
アダムとイブの長子。旧約聖書の《創世記》第4章に,その弟アベルAbelとの物語が記されている。農耕にたずさわるカインと牧畜をいとなむアベルは,各自の収穫物を神にささげるが,ヤハウェはアベルの供物を喜び,無視されたカインは怒り,弟を殺す。カインは神にエデンの東のノドNodの地に追放される。楽園追放から続く人間の堕落の物語であり,遊牧民族と定住農耕民族の抗争が背景にあるともみなされている。しかし美術にこの物語が登場する場合は明らかに,旧約聖書と新約聖書対比とその一致という神学的観点からで,殺人者カインはユダヤ教徒を,アベルはキリスト教徒を象徴する。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

カイン【kine】
地震による揺れの強さを、地動の速度振幅で表した単位。一カインは1センチメートル毎秒。

出典:三省堂
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カイン【Cain】
旧約聖書創世記の中のアダムとイブの長子。弟アベルの捧げた供物が自分の供物よりも神に喜ばれたことを怒り、アベルを殺す。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

カイン
かいん
ayinヘブライ語
Cain英語
『旧約聖書』の「創世記」4章に登場するアダムとエバ(イブ)の長子。アベルはその弟。カインは土を耕し、アベルは羊を飼った。2人が収穫物を神ヤーウェへ捧(ささ)げると、神はアベルの供え物だけを喜んだ。カインにおちどはないが、神はカインの反応を試したのである。「罪が門口に待ち伏せしている。……あなたはそれを治めねばなりません」。しかし、カインはアベルを憎み殺害した。人類最初の殺人事件である。その血を吸った大地は耕しても実らず、カインは呪(のろ)われて放浪の身となった。そのとき神は、カインを助ける別の手段を考えた。カインを殺す者は7倍の復讐(ふくしゅう)を受けるであろう、と。かくして、カインは神の前を去って、エデンの園の東にあるノドの地に住み、妻をめとって一子エノクをもうけた。この物語の背景には、農耕定住民と牧羊移動民との対立があり、イスラエルの神は、後者の生活様式とその祭儀に高い価値を与えたと考えることができよう。[市川 裕]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

カイン
(Cain) 旧約聖書創世記の中のアダムとイブの長子。弟アベルの供物が神に納められ、自らの供物は顧みられなかった事を恨み、弟を殺し、神に追われた。〔モダン辞典(1930)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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