●カイン
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
カイン
Cain
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デジタル大辞泉
カイン(Cain)
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世界大百科事典 第2版
カイン【Cain】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
カイン
かいん
ayin ヘブライ語
Cain 英語
『旧約聖書』の「創世記」4章に登場するアダムとエバ(イブ)の長子。アベルはその弟。カインは土を耕し、アベルは羊を飼った。2人が収穫物を神ヤーウェへ捧(ささ)げると、神はアベルの供え物だけを喜んだ。カインにおちどはないが、神はカインの反応を試したのである。「罪が門口に待ち伏せしている。……あなたはそれを治めねばなりません」。しかし、カインはアベルを憎み殺害した。人類最初の殺人事件である。その血を吸った大地は耕しても実らず、カインは呪(のろ)われて放浪の身となった。そのとき神は、カインを助ける別の手段を考えた。カインを殺す者は7倍の復讐(ふくしゅう)を受けるであろう、と。かくして、カインは神の前を去って、エデンの園の東にあるノドの地に住み、妻をめとって一子エノクをもうけた。この物語の背景には、農耕定住民と牧羊移動民との対立があり、イスラエルの神は、後者の生活様式とその祭儀に高い価値を与えたと考えることができよう。
[市川 裕]
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精選版 日本国語大辞典
カイン
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