@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

カオリナイト

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

カオリナイト
kaolinite
Al2Si2O5(OH)O4粘土鉱物一種。硬度2~2.5,比重 2.61。普通数μm 以下の微細な結晶として産出する。熱すると,500℃付近で (OH) の脱水によって吸熱反応を示し,900~1000℃でムル石を生じて発熱反応を示す。火山岩の熱水変質鉱物として,または雲母長石,火山ガラス片の風化作用によって生じる。カオリナイトが運ばれて堆積盆地にたまり,カオリン粘土層をなすこともある。耐火原料や製紙原料,また顔料などに使われる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

カオリナイト(kaolinite)
粘土鉱物の一。アルミニウムの含水珪酸塩(けいさんえん)で、塊状・土状のことが多く、白、または灰色。火山岩・長石・雲母(うんも)などが風化してできる。カオリンの主成分

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

岩石学辞典

カオリナイト
カオリン・グループの粘土鉱物[Brindley : 1951].一般的な化学組成はAl2Si2O5(OH)4

出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

カオリナイト【kaolinite】
アルミナ質粘土鉱物の代表的な種。化学式はAl2(Si2O5)(OH)4で,SiO4四面体層と,AlとOおよびOHの形成する八面体層が交互に積み重なって形成する二層構造をもつ層状結晶構造を示す代表的な結晶である。三斜晶系の場合と単斜晶系に属する結晶構造を示す場合とがある。また同一の化学組成をもち同様な構造をもつ鉱物としてディッカイトdickite,ナクライトnacriteが存在し,いずれも微細な六角板状の結晶となる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

カオリナイト
かおりないと
kaolinite

カオリン鉱物の一種。カオリン石ともいう。火成岩、火砕岩(火山砕屑(さいせつ)岩)の熱水変質鉱物として産するほか、長石、火山ガラスや他のアルミニウムを含む珪(けい)酸塩鉱物の風化物として堆積(たいせき)岩や土壌中に産する。また、熱水鉱脈鉱床の脈石鉱物や花崗(かこう)岩ペグマタイト中にも産する。普通、塊状ないし粉状である。電子顕微鏡で観察すると、六角板状ないし鱗片(りんぺん)状の結晶がみられる。カオリナイトを主とする粘土で不純物の少ないものは、陶磁器や耐火物に利用される。また、製紙原料、化粧品、農薬などの増量剤などにも利用される。名称は、中国のこの鉱物産地に近い小山の名前、高陵(Kauling)がなまってつけられたカオリンに由来する。

[松原 聰]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

カオリナイト
カオリナイト
kaolinite

Al4[Si4O10](OH)8.高陵(りょう)石ともいう.層状ケイ酸塩鉱物.岩石の風化や熱水作用による二次鉱物として広く分布する.カオリン粘土の主要鉱物.ディッカイト(dickite),ナクライト(nacrite)とは多形.ハロイサイト(halloysite),メタハロイサイトは含水量のさらに多いものである.人工的にはAl2O3-SiO2,またはAl(OH)3-SiO2組成のゲルを250~400 ℃ に保って得られる.三斜晶系,空間群 P 1,格子定数 a0 = 0.515,b0 = 0.895,c0 = 0.739,d001 = 0.715 nm.α 91.8°,β 104.8°,γ 90°.普通,数 μm 以下の微小六角板状結晶.へき開{001}完全.硬度2.61~2.68.密度2~2.5 g cm-31.553~1.570.複屈折0.006.白色または帯赤褐色.塩酸に溶ける.400~525 ℃ で吸熱の脱水反応を起こし,800 ℃ で完全に脱水する.これをメタカオリナイトという.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

カオリナイト」の用語解説はコトバンクが提供しています。

カオリナイトの関連情報

関連キーワード

ハロイサイト白陶土カオリナイト(データノート)

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation