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カステラ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

カステラ
スポンジケーキの一種。日本には天正年間 (1573~92) にポルトガル人がその製法を伝えた。原料鶏卵砂糖小麦粉水飴蜂蜜清酒食塩などを配し,その配合量,焼き方にそれぞれの店の秘法がある。普通は卵黄に砂糖を加えて十分に混ぜ合せ,別に卵白を泡立ててこれに加え,さらに小麦粉を加えて軽く混ぜ合せ,天板と木枠に紙を張った上に流し込んで天火で焼く。すだちが細かく,均質でねっとりとした弾力があり,上下面の焼色が適度で,肌地の光沢のあるものがよいとされている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

カステラ
《〈ポルトガル〉pâo de Castelhaから。カスティーリャのパンの》小麦粉・鶏・砂糖などをまぜて焼いた菓子。室町末期にポルトガル人が長崎に伝えた。カステーラ。

出典:小学館
監修:松村明
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栄養・生化学辞典

カステラ
 卵,砂糖,水飴,コムギ粉などを原料にスポンジ状に焼いた菓子.

出典:朝倉書店
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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典

カステラ
小麦粉・卵・砂糖・水あめを混ぜて焼いたスポンジ状の菓子。南蛮菓子の一種。◇「カスティーリャのパン」という意のポルトガル語「パン・デ・カスティーリャ(pão de Castella)」から。カスティーリャはイベリア半島中央部の高原地帯の地方名。

出典:講談社
(C)Kodansha 2010.
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世界大百科事典 第2版

カステラ
小麦粉に鶏卵,砂糖,水飴を混ぜて焼いたもの。室町末期に伝えられた南蛮菓子の一種。カスティリャ地方の菓子の意であるポルトガル語のボロ・デ・カステラbolo de Castellaに出た語で,加須底羅,粕底羅などとも書かれた。長崎では寛永(1624‐44)初年からつくられたといい,しだいに各地にひろまった。近松門左衛門の《傾城反魂香(けいせいはんごんこう)》(1708初演)には〈落雁かすてら羊羹(ようかん)より,菓子盆運ぶ腰本(こしもと)の饅頭(まんじゆう)肌ぞなつかしき〉と見え,当時はやりの菓子であったさまがうかがわれる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

カステラ【castella】
カスティリャ王国の名から
鶏卵と砂糖を泡立てて小麦粉を合わせた生地を天火で焼いた菓子。室町末期にポルトガル人が長崎に伝えたという。カステーラ。カステイラ。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

カステラ
かすてら
戦国時代、日本に輸入された南蛮(なんばん)菓子の一つ。1556年(弘治2)ポルトガルの宣教師が、長崎県の平戸(ひらど)に医療とともに伝えたといわれている。カステラの語源はポルトガル語のCastella、すなわちイベリア半島東岸中央から北部にかけての、かつてのカスティーリャ王国のことで、そこでつくられた菓子という意味であった。伝来当時は原料に牛乳や蜂蜜(はちみつ)が使われ、病人の治療用と思われていたが、慶長(けいちょう)年間(1596~1615)ごろには一般に広まり始め、茶席の菓子にも用いられ大流行したということである。当時は小麦粉、鶏卵、白砂糖でつくられ、製法もいまほど複雑ではなかった。長崎の福砂(ふくさ)屋の創業は1624年(寛永1)で、続いて長崎屋、松翁軒、文明堂などが長崎にでき、やがて京坂地方から江戸にも広まっていった。長崎代官の村山等安(とうあん)をはじめ多くの人々の努力と研究の積み重ねと、400年にわたる長い時を経て、日本人独特の製菓感覚と技術が開発され、和菓子として今日のカステラが創造された。カステラの基本材料とその配合の割合は、小麦粉(薄力粉)50グラム、鶏卵100グラム、白砂糖100グラムである。小麦粉の量が少ないのでつくるのは非常にむずかしい。膨張剤を使用しないで、卵白の起泡を消さないように種生地(たねきじ)の中へ入れる。そして風味、湿性、焼き色などに気をつける。[小林文子]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

カステラ
〘名〙 (pão de Castella から)⸨カステーラ・カステイラ⸩
① 泡(あわ)立てた鶏卵に小麦粉と砂糖などを混ぜて、天火で焼いた菓子。天正年間(一五七三‐九二)にポルトガル人が長崎へ製法を伝えたものが、次第に改良されたもの。
※太閤記(1625)或問「下戸には、かすていら、ぼうる、〈略〉こんぺい糖などをもてなし」
② (形の類似から) 焼き豆腐をいう、囚人仲間の隠語。〔隠語輯覧(1915)〕
※いやな感じ(1960‐63)〈高見順〉二「焼豆腐はカステラと、しゃれて言った」
[語誌](1) pão de Castella (カスティーリャ王国のパン)と教えられたのを、日本人が「カステイラ」と略したらしい。また、オランダ語 Castiliansh-brood の略という説などもある。中世末から近世にかけては、カステイラの形が一般的だったが、やがてカステラの形も現われた。
(2)日本での製造は、長崎本博多町和泉屋長鶴本家が最初といわれ、その後、京都・大坂に広まり、茶の湯の菓子などとしても用いられた。

出典:精選版 日本国語大辞典
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