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カッタネオ【かったねお】

日本大百科全書(ニッポニカ)

カッタネオ
かったねお
Carlo Cattaneo
(1801―1869)
イタリアの思想家、歴史家、政治指導者。貴金属商の子としてミラノに生まれ、パビア大学で法律を学ぶ。思想家G・D・ロマニョシの影響を強く受ける。1828~1829年にミラノを中心にジャーナリストとして活躍、1839年に『ポリテクニコ』誌を創刊し、科学と技術が社会進歩の手段であるという主張を展開した。彼にとって、科学は現実を変革し、文明の進歩の尺度であった。歴史研究では、イタリア史において都市は進歩的、反封建的要素で、ブルジョアジー支配の核となると主張した。政治指導者として、1848年3月の第一次独立戦争のなかでの「ミラノの五日間」とよばれる蜂起(ほうき)において、戦争委員会議長となり、戦いを指導した。彼のイタリア統一論は、諸邦を共和主義において連邦化することによって、統一、独立を達成するというものである。
 第一次独立戦争敗北後、パリに亡命し、そこでイタリアの現状を訴え、フランスの介入を要請する世論工作を行った。その間『1848年のミラノ蜂起』を出版し、独立という民族的要求が一義的なものとされ、自由の要求がなおざりにされたというイタリアの1848年革命批判を行った。統一後、数度にわたって国会議員に選出されるが、統一国家が共和制でないことを理由にそれを拒否した。[藤澤房俊]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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