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カナマイシン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

カナマイシン
kanamycin
放線菌の一種 Streptomyces kanamyceticusの生産するアミノ糖抗生物質。 1957年梅沢浜夫らが分離命名した。カナマイシンABCがありA硫酸塩実用に供されている。化膿球菌,グラム陰・陽性菌,抗酸性菌効力があり,注射は主として肺結核,腎および膀胱結核肺炎中耳炎尿路結石などに用いられ,内服は薬剤吸収の問題もあって,腸内細菌症の治療に限られる。副作用として連用による聴力障害がある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

カナマイシン(kanamycin)
放線菌ストレプトミセス‐カナミセティクスが産出する抗生物質。昭和32年(1957)梅沢浜夫らが分離。水溶性で、結核菌赤痢菌ぶどう球菌大腸菌などに有効。KM

出典:小学館
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

カナマイシン
 抗生物質の一つ.

 A (R=NH2,R=OH,C18H36N4O11; mw484.50),B (R=NH2,R=NH2,C18H37N5O10; mw483.52),C (R=OH,R=NH2,C18H36N4O11; mw484.50).

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

カナマイシン【kanamycin】
(化学式)1957年梅沢浜夫が長野県の土壌中の放線菌Streptomyces kanamyceticusの培養液から分離し命名した,ストレプトマイシンと同じアミノ配糖体に属する抗生物質。日本薬局方名は硫酸カナマイシンC18H36N4O11xH2SO4。水溶性塩基性物質で,無色結晶で,一硫酸カナマイシン(硫酸1分子を含むカナマイシン)は水に約360mg/ml溶ける。水溶液ではきわめて安定で,100℃に加熱しても力価の低下はない。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

カナマイシン
かなまいしん
kanamycin

代表的なアミノグリコシド(アミノ糖)系抗生物質の一つ。日本薬局方名は硫酸カナマイシン。1957年(昭和32)梅沢浜夫らが長野県の土壌中から発見した放線菌ストレプトミセス・カナミセティックスStreptmyces kanamyceticusの培養液中に産生するが、化学的方法による全合成にも成功しており、耐性の理論も確立している。白色ないし黄白色の粉末で、水に溶けやすく、注射剤と内服剤がある。幅広い抗菌力をもち、連鎖球菌とクロストリジウムを除くグラム陽性菌、グラム陰性菌、抗酸菌、放線菌、レプトスピラに有効であるが、真菌、リケッチア、ウイルス、原虫には作用しない。抗結核剤として用いられるほか、グラム陽性菌・陰性菌による気道感染症、尿路感染症、淋菌(りんきん)感染症、細菌性下痢、赤痢などに適用される。消化管からは吸収されず糞便(ふんべん)とともに排出されるので、内服は腸管感染症に限って用いられる。注射による副作用としては第8脳神経(内耳神経)障害や腎(じん)障害があるが、内服の場合は腎不全以外の症例では副作用の心配はない。カナマイシンをベースにして、ベカナマイシン、ジベカシン、アミカシンなど、おもにグラム陰性菌の耐性化を受けにくいアミノグリコシド系抗生物質が開発された。

[幸保文治]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

カナマイシン
〘名〙 (kanamycin) 抗生物質の一つ。昭和三二年(一九五七)梅沢浜夫らが発見。白色ないし帯黄色の粉末で水溶性。結核、肺炎、赤痢、淋病など広く細菌性疾患にきく。
※空気頭(1967)〈藤枝静男〉「こういう潰瘍は〈略〉毎日カナマイシンの吸入を励行することで気永に征伐して行く他ない」

出典:精選版 日本国語大辞典
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