●カルボキシペプチダーゼ
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
カルボキシペプチダーゼ
carboxypeptidase
膵臓や小腸粘膜から分泌される酵素で,蛋白質やペプチドのC末端 (カルボキシル末端) のアミノ酸を切り離す働きをする。膵臓からプロカルボキシペプチダーゼの形で分泌され,それが十二指腸でトリプシンまたはエンテロキナーゼによって活性化されて本酵素となる。中性および酸性アミノ酸に働く酵素A (酵素番号 3.4.2.1) と,リジンやアルギンに特異的に働く酵素B (酵素番号 3.4.2.2) の2つの型がある。そのほか,あるアミノ酸に選択的に作用する金属酵素が動物や微生物にある。
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栄養・生化学辞典
カルボキシペプチダーゼ
ペプチド鎖のカルボキシル末端から順次アミノ酸を遊離するペプチド結合加水分解酵素.代表的な酵素に膵臓の分泌するカルボキシペプチダーゼA[EC3.4.17.1]やカルボキシペプチダーゼB[EC3.4.17.2]がある.
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世界大百科事典 第2版
かるぼきしぺぷちだーぜ【カルボキシペプチダーゼ】
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