●カロテノイド
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
カロテノイド
carotenoid
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知恵蔵
カロテノイド
(的場輝佳 関西福祉科学大学教授 / 2007年)
出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
デジタル大辞泉
カロテノイド(carotenoid/carotinoid)
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典
カロテノイド
出典:朝倉書店
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漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典
カロテノイド【carotenoid】
出典:講談社
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化学辞典 第2版
カロテノイド
カロテノイド
carotenoid
カロチノイドともよばれ,動物,植物界に広く分布する黄色ないし赤紫色の色素の総称.高等植物の果実,花,緑色部など,また,動物の脂肪や各種組織中に必ず存在している.現在,約400種類の天然カロテノイドが知られているが,構造的には,通常,8個のイソプレン単位からなり,単位の配列の順序が分子の中央で逆転しており,カロテンの構造にみられるように側鎖のメチル基が中央部では1,6の関係にあり,そのほかの部分では1,5の関係にあるような骨格を有し,多数の二重結合が,通常,共役している.分子の一端または両端に環構造を有するものも多く,それらはα-およびβ-ヨノン環が普通であるが,五員環や芳香環を有するものも知られている.もっとも分布が広く,量的にも多いのがβ-カロテンC40H56であり,それについで植物ではリコペンC40H56,ルテインC40H56O2,ゼアキサンチンC40H56O2があり,動物ではアスタキサンチンC40H52O4がある.二大別して,炭化水素カロテノイド(カロテン)および酸素含有カロテノイド(キサントフィル)に分かれる.試料を有機溶媒で抽出し,通常,アルミナや炭酸カルシウムを吸着剤とするクロマトグラフィーによって分離精製する.天然のカロテノイドでは,共役二重結合がすべてトランス形のものが多いが,これらは熱あるいはヨウ素と光によって異性化して種々のシス形異性体を与える.黄色ないし紫黒色の結晶で,溶液は可視部に特徴ある微細構造を有する強い吸収を示す.濃硫酸や五塩化アンチモンにより青色に呈色する.熱,光,空気に対して不安定で,とくに空気中では酸化を受けてしだいに無色の物質に変化する.植物の光合成における補助色素としてはたらくことが知られている.動物に対してプロビタミンA作用を有するものがいくつか知られている.一般に,水に難溶,有機溶媒に易溶.
出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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