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カンツォニエーレ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

カンツォニエーレ
Canzoniere
イタリアの詩人フランチェスコ・ペトラルカ詩集。 1350年刊。訳題は一般に『抒情詩集』であるが,原題はラテン語で Rerum vulgarium fragmenta (俗事詩抄) 。南仏アビニョンでめぐりあった金髪の佳人ラウラへの愛を主題に据えている。詩集の構成はラウラの死をに2部に分れ,全 360編を貫く詩人の内省まなざしは,文学に「悩める自我」を最初に持込んだものとして,後世にきわめて大きな影響を及ぼした。

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デジタル大辞泉

カンツォニエーレ(〈イタリア〉Canzoniere)
ルネサンス期のイタリアの詩人、ペトラルカによる叙情詩集俗語詩断片集」の通称。ラウラという女性への愛を主題とし、後世のヨーロッパの抒情詩に大きな影響を与えた。1374年、作者の死の直前に完成。366篇の詩を収める。
イタリアの詩人、サーバの全詩集。に倣ったタイトルで、1921年に初版刊行以後、新しい作品群を取り込む形で改版を繰り返し、没後刊行の1961年版までに合わせて六つの版を刊行。

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世界大百科事典 第2版

カンツォニエーレ【Canzoniere】
ペトラルカのイタリア語詩集。題名の《カンツォニエーレ(抒情詩集)》は後世の呼び方で,正式には《俗語詩断片集Rerum vulgarium fragmenta》という。詩集の制作に着手したのが1342年,以後,増補と推敲を重ね74年死の間際に完成した第9稿が決定稿とされる。収める詩編は366,内訳ソネット317,カンツォーネ29,セスティーナ9,バラータ7,マドリガーレ4。プロバンスに始まる中世俗語詩の伝統を受け継いで〈愛〉を中心主題とする。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

カンツォニエーレ【Canzoniere】
ペトラルカの代表作。三一七篇のソネットと二九篇のカンツォーネ、舞踏歌(バッラータ)、マドリガルなどから成る三六六篇の俗語抒情詩集。その洗練された詩風は後代のヨーロッパ諸国にはかりしれない影響を与え、ペトラルキズモとよばれる。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

カンツォニエーレ
かんつぉにえーれ
Canzoniere
イタリアの詩人ペトラルカのイタリア語による叙情詩集。このタイトルは後世の通称で、正式の書名は『俗語詩断片集』Rerum vulgarium fragmenta。詩集の構想は推定によるとすでに1330年代後半に兆し、死(1374)によって中断されるまで幾度となく増補と推敲(すいこう)が重ねられ、不動の形式美に到達した。最終稿に収める詩編は366、内訳はソネット317、カンツォーネ29、セスティーナ9、バッラータ7、マドリガーレ4。教皇庁の腐敗を批判したり、イタリアの覚醒(かくせい)を呼びかける詩もあるが、大部分は美女ラウラへの愛を主題とする。全体は2部に分かれ、従来の説はラウラの生前と死後に対応させてきたが、現在は、永遠と地上のはざまで苦悩する詩人の内面の決定的転換に基づくとする見方が有力。ラウラは詩人にとって、無限と有限の間の調和と矛盾を一身に体現していた。なお近代叙情詩の源として後世に及ぼした影響は計り知れない。[林 和宏]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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