@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

カンラン(橄欖)【カンラン】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

カンラン(橄欖)
カンラン
Canarium album; Java almond tree
カンラン科の常緑高木で,インドシナ原産。高さ 15~20m,直径 1mにもなる。葉は互生し,奇数羽状複葉。5月頃,葉腋に集散花序を生じ,3弁の白色小花をつける。核果は卵状楕円形で長さ 25~30mm,緑色または淡黄色に熟する。一種の香気酸味があり,生で食べるほか,蜜漬,塩漬にする。熱帯各地に栽培される。同属の C. ovatumC. luzonicumはピリー piliと呼ばれ,フィリピン原産でいずれもカンラン同様食用になる。またカナリーノキ C. communeはマレーシア原産で街路樹にされる。なお,オリーブにこのカンランの名を与えたことがあるが誤用である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

カンラン【カンラン(橄欖) Chinese olive】
高さ数mから20m,時に30mになるカンラン科の常緑樹木で,インドシナから中国南部に分布する。果実が食べられるので中国や台湾で栽培され,鹿児島,沖縄地方にも植えられていることがある。葉は互生し,長さ40~50cmの奇数羽状複葉で,3~8対の小葉をもつ。小葉は長さ6~14cm,幅2~5cmの楕円形で全縁。雌雄異株。花は淡黄白色,直径数mmの小花で,葉腋(ようえき)から出る円錐花序または総状花序に咲く。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

カンラン(橄欖)
かんらん / 橄欖
[学] Canarium album Raeusch.

カンラン科(APG分類:カンラン科)の常緑高木。中国原産で、ムクロジに似る。魚の骨が刺さったのを治すとの説から、和名ウオノホネヌキという。葉は互生し複葉で、小葉は長楕円(ちょうだえん)状披針(ひしん)形、全縁で硬い。花は白色の小花で、葉腋(ようえき)の短い枝に総状につき、開く。萼(がく)は浅く3裂し、花弁は直立する。果実はモクセイ科のオリーブに似ており、卵状楕円形で長さ2.5センチメートル、秋に熟して下垂する。核果は熟しても緑色なので緑欖(りょくらん)ともいわれる。中国でオリーブに橄欖の字をあてるので、混同されることがある。日本へは江戸時代に渡来し、種子島(たねがしま)などで植栽される。果実は生食、塩漬け、蜜(みつ)漬けにするほか、果実酒にして滋養剤とする。種子は欖仁(らんにん)といい、中国料理に用いる。

[古澤潔夫 2020年9月17日]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

カンラン(橄欖)」の用語解説はコトバンクが提供しています。

カンラン(橄欖)の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation