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ガラス電極【ガラスでんきょく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ガラス電極
ガラスでんきょく
glass electrode
pHの測定用として最も広く用いられる電極膜電極の1種。ガラス薄膜 (厚さ 0.025mm程度) で2種の溶液をへだてると,薄膜の両面に両溶液の pHの差に比例して変化する電位差を生じる。一方の溶液に pH既知の基準溶液を用い,高入力抵抗をもった電位差計で起電力を測定すれば,他方の被検体溶液の pHがわかる。感度の高いものは 0.001pHの単位まで測定できる。近年は K+ ,Ag+ など水素イオン以外のイオンの測定にも応用されている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ガラス‐でんきょく【ガラス電極】
ガラス膜を挟んで水素イオン濃度の異なる溶液を接したとき、ガラス膜の両側イオン濃度の差に伴う電位差が生じることを利用した電極。水素イオン濃度などの測定に用いる。

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

ガラス電極
 ガラス膜を利用してその両側のpHの差を電位差として測定しpHを測定するための電極.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

ガラスでんきょく【ガラス電極 glass electrode】
膜電極(膜電位)の一種で,おもにpHの電気化学的測定に用いられる。水素イオン濃度がそれぞれcAおよびcBの2種の溶液AおよびBを,うすいガラス膜をへだてて接触させると,両溶液間に電位差Eが生ずる。この電位差とcAおよびcBとの間には Eablog(cA/cB)(a,bは温度,圧力,電極の種類などできまる定数)の関係が成立する。したがって,もしcAが既知であれば,Eの測定値からcBを知ることができる。

出典:株式会社平凡社
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化学辞典 第2版

ガラス電極
ガラスデンキョク
glass electrode

特定組成のガラス薄膜を使ったpH測定用の代表的な電極.十分に薄いガラス膜は,水素イオンを選択的に通過させる性質を示す.水素イオン濃度の異なる2液をガラスの薄膜で隔てると,2液の pH の比に応じた膜電位が現れる.したがって,一方の液の pH がわかっていると他方の液の pH を求めることができる.実際のpH測定に用いられる電池の構成は,たとえば次のようなものである.

ガラス膜を通して得られる電位と溶液Ⅱの pH との間に直線関係があるが,pH 1以下および pH 10以上では,この直線からの偏移が起こり,それぞれ酸誤差およびアルカリ誤差といわれる.また,通常のガラス膜には不斉電位とよばれる現象,すなわち,上記の電池においてⅠとⅡにまったく同じ溶液を用いても電池の平衡電圧は,わずかではあるがゼロと異なる値を示すという現象がある.そのうえ,電池の溶液ⅡとⅢの間には多少なりとも液間電位差が存在する.したがって,不斉電位や液間電位差を補正するため,実用的には,電池の溶液Ⅱに pH の定義された標準溶液を用いてガラス電極系を較正する方法が用いられる.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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