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キモン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

キモン
Kimōn
[生]前512頃
[没]前449. キプロス
古代ギリシア,アテネの将軍,政治家。アテネの生んだ最も有能な司令官の一人。ミルチアデスとトラキア王オロロスの娘ヘゲシピュシの子。前 480年サラミスでの対アケメネス朝ペルシア戦で頭角を現し,以後 10人から成る将軍評議会員 stratēgosの一人に毎年選出された。前 478年デロス同盟の結成の立役者となり,その総司令官としてトラキア沿岸からペルシア勢力を駆逐,前 466年頃には 200隻の艦隊でそれに倍するフェニキア艦隊をパンフリアのエウリュメドン河口で撃滅,ペルシアの東地中海における制海権を奪った。その後もトラキアのケルソネソスからペルシア勢力を排し,デロス同盟から離脱したタソスを屈服させ,従属国として同盟に再加入させた。しかしマケドニア王から買収されたとしてペリクレスらに訴えられ,無罪となったものの信望を失った。さらにスパルタに敵意をもつ海軍も親スパルタ派の彼から離反し,前 461年陶片追放 (オストラシズム ) によって 10年間の国外追放を宣された。その後ペリクレスのはからいで帰国を許され,ペルシアに対する遠征が計画されると,再び海軍の指揮をゆだねられたが,キプロス作戦中に没した。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

キモン(Kimōn)
[前512ころ~前449ころ]古代ギリシャのアテネの政治家・将軍ペルシア海軍に大勝キプロス遠征中に戦死

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

キモン【Kimōn】
アテナイのすぐれた将軍,政治家。生没年不詳。マラトンの戦の英雄ミルティアデスとトラキアの王女ヘゲシピュレの子。前479年ころストラテゴス(将軍)の職に選ばれてから,アリステイデスを助けて政治,軍事に活躍し,デロス同盟の土台を固めた。やがて民主派のテミストクレスに対抗する貴族派の指導者となる。さらにテミストクレスが陶片追放され,アリステイデスが世を去ったあとはアテナイ最高の権力をふるった。前468年ころエウリュメドンの河口でペルシア艦隊をうち砕いて,エーゲ海をアテナイの支配下におさめる。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

キモン
きもん
Kimon
(前510ころ―前449)
古代ギリシア、アテネの政治家、将軍。マラトンの戦いの名将ミルティアデスの子。紀元前478年将軍に選出され、アリステイデスを助けてデロス同盟結成に貢献し、その後もトラキア沿岸や小アジア西岸に転戦してペルシア軍を破り、デロス同盟の拡充に努めた。とくに前468年ごろの小アジア南部エウリメドンの戦いにおける大勝利は有名。政治的には保守的貴族派・親スパルタ派の代表として、エフィアルテスやペリクレスら民主派・反スパルタ派と対抗した。前462年、彼がスパルタ支援に赴いている間に、民主派は大改革を実行して優位にたち、翌年彼はオストラキスモス(陶片追放)に処せられた。しかし彼の力は無視しがたく、前457年ごろ帰国を許され、前450年にはスパルタとの5年間の休戦を成立させた。翌年キプロス遠征中に死亡した。[篠崎三男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

キモン
(Kimōn) アテナイの政治家、将軍。デロス同盟の結成に尽力。ペルシア軍と戦い、前四六七年エウリュメドン河口で大勝利を得たが、のちキプロス島攻囲中死亡。(前五一〇頃‐前四四九

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