●キャッサバ
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
キャッサバ
Manihot utilissima; cassava
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朝日新聞掲載「キーワード」
キャッサバ
(2006-08-07 朝日新聞 朝刊 1経済)
出典:朝日新聞掲載「キーワード」
デジタル大辞泉
キャッサバ(cassava)
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典
キャッサバ
出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版
キャッサバ【cassava】
[形状]
白色の乳液を有する草本状の低木で高さは3mに達し,上部でよく分枝する。地下には根が肥大したいもを形成する。葉は10~20cmの葉柄があり,葉身は深く3~7掌状深裂し,各小葉片は長倒卵形から披針形で先端はとがり,長さ8~20cm,ほぼ無毛だが葉裏の葉脈上にはこまかい毛を有する。
出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)
キャッサバ
きゃっさば
cassava
[学] Manihot
トウダイグサ科(APG分類:トウダイグサ科)の低木。イモノキ、タピオカノキ、マニホットノキ、マニオクともいう。古くから中南米で栽培され、野生種は知られていない。ペルーでは4000年前、メキシコでは2000年前から栽培された。新大陸発見後、ポルトガル人によって世界の熱帯に伝えられ、広く熱帯、亜熱帯で栽培されている。主産地はナイジェリア、タイ、ブラジル、インドネシア、ガーナ、コンゴ民主共和国(旧、ザイール)の6か国で、世界の総生産量の59%を産出する。
高さ5メートルに達するものもあるが、普通は2、3メートル。茎は節があり、植物体を傷つけると白色の乳液を出す。葉は掌状で5~7片に深く切れ込み、径10~30センチメートル、葉柄は5~30センチメートル。根は茎の基部から出た不定根が肥大し、ダリアの根のような塊根になる。塊根は太さ3~15センチメートル、長さ0.15~1メートルで、1株に5~10本つく。外側は白または淡褐色ないし濃褐色で、内部は普通は白で、赤や黄色のものもあり、デンプンを多く含む。多くの品種、系統があるが、苦味種と甘味種に大別される。苦味種はニガキャッサバM. esculenta Crantzで、いもに青酸を含み、有毒である。デンプン製造に適し、多収で貯蔵性に富む。甘味種はアマキャッサバM. dulcis Bail.で、青酸が主として外皮に含まれ、毒性は少ない。いもはやや細くて小さく、苦味種よりも涼しい所での栽培に適している。
熱帯では米に次ぐ主食とされ、煮たり、焼いたり、すりつぶして水洗いしたりして毒成分を除いたのち、パン状に焼くなどして食べる。デンプンをとるには、いもを搗(つ)き砕いて、竹製の籠(かご)に入れて加圧し、水を取り替えながら絞る。いもの乾燥粉からデンプン(タピオカと称する)を精製することもある。デンプンがまだ水を含んでいるうちに練り、小球状として軽く加熱して表面を半糊化(こか)させて製品とすることが多いが、これをタピオカパールといい、世界各地に輸出されている。
[星川清親 2020年6月23日]
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精選版 日本国語大辞典
キャッサバ
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