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キリシタン物【キリシタンもの】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

キリシタン物
キリシタンもの
16世紀後半から 17世紀前半にかけて,カトリックの宣教師たちが日本での布教用につくった宗教書や語学書をいう。「キリシタン文献」「キリシタン資料」ともいう。ローマ字書きで対訳のあるものが多く,成立年代も明らかなため,当時の口語資料として貴重なものである。長崎版の漢字辞書『落葉集 (らくようしゅう) 』 (1598) ,天草版『羅葡日 (らほにち) 辞書』 (95) ,アルバレスの天草版『ラテン文典』 (94) ,長崎版『日葡 (にっぽ) 辞書』 (1603) ,J.T.ロドリゲスの長崎版『日本 (大) 文典』 (04~08) ,同じくマカオ版『日本小文典』 (20) などの辞典・文典類,天草版『平家物語』 (1592) や『伊曾保 (いそほ) 物語』 (93) などの文学書類,加津佐版『サントスの御作業』 (91) や長崎版『どちりな・きりしたん』 (ローマ字本。 1600) などの宗教書類などが代表的なものである。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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