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キリスト論【キリストろん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

キリスト論
キリストろん
Christologia
イエス・キリストに関する神学的思索ないし学理論をいい,すでに新約聖書において神の子,キリスト,主,ロゴスなどの呼称に関連してその萌芽がみられる。古代キリスト教の発展に伴って重大な神学論争の対象となり,正統教義の形成がなされるとともに,多くの異端説を生じるにいたった。狭義には組織 (または教理) 神学中,キリストの本質および行為を神学的思弁の対象とする部門で,キリスト教神学全体のかなめともいえる。本質についてはおもにキリストの神性と人性との事実とそれらの関係が,行為についてはキリストの認識と愛と情感とそれらの価値が論じられ,前者三位一体論後者は救贖 (贖罪) 論と密接に関連する。現代では,教会論,宣教論との関連,「史的イエス信仰のキリスト」論などに関心が集っている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

キリスト‐ろん【キリスト論】
キリスト教神学の一部門。イエス=キリスト人格、ことにその神性と人性、神との関係などを考究する神学理論。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

キリストろん【キリスト論 Christology】
三位一体論とともにキリスト教教義の中核をなすもの。古代教会において激しい論争があったが,その後も絶えずとらえ直されてきたのは,これが神学の根本構造にかかわっているからである。(1)原始教会では,イエスは最初比較的単純にユダヤ教の用語をもって〈キリスト〉(メシア=神によって油注がれて王となった者),〈神の子〉と呼ばれ,また世の終りに再び来て〈神の国〉を完成する者と信じられていた。しかしキリスト教がパレスティナを出てヘレニズム世界に入るとこのキリスト理解に変化が生じ,神秘宗教的にイエスを神的人間と見なし,〈キュリオスkyrios〉(主)と呼ぶようになった。

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

キリスト‐ろん【キリスト論】
〘名〙 神人であるイエス‐キリストの人格性についての教義をめぐる神学理論。その範囲は、キリスト教信仰の全般にわたる事柄であり、また、神学体系の基本的要目をなす。

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