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キリ

デジタル大辞泉

キリ
《〈ポルトガルcruz(十字架)から》
10の意。
最後。また、最低のもの。「ピンからキリまで」⇔ピン
天正カルタ4種48枚のうち、各種の12枚目。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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大辞林 第三版

キリ
クルス(十字架)すなわちの意からきたという
最後のもの。最低のもの。 ⇔ ピン ピンから-まで

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

キリ
きり / 桐
[学]Paulownia tomentosa (Thunb.) Steud.
ゴマノハグサ科の落葉高木。高さ8~15メートルになる。樹皮は灰白色で皮目が多い。葉は長い柄があって対生し、広卵形、長さ20~30センチメートル、先はとがり、全縁または浅く3~5裂し、全面に粘毛を密生する。つぼみは前年にでき、5月ころ枝先の円錐(えんすい)花序に淡紫色の花を開く。花冠は筒状鐘形、長さ5~6センチメートルで、先は唇形に5裂する。外面は長い軟毛を密生し、筒内に紫点の縦条(たてすじ)が15内外ある。萼(がく)は質厚で、5中裂し、裂片は先は鈍くとがり、褐色の絨毛(じゅうもう)を密生する。雄しべは4本でうち2本は長く、雌しべは1本。果実は(さくか)で、卵形、長さ3~4センチメートルで先がとがる。10、11月に熟して2裂し、種子は扁平(へんぺい)で多数あり、膜質の翼がある。九州の宮崎および大分県、隠岐(おき)諸島、欝陵(うつりょう)島などに野生状のものが知られているが、原生地はまだ明らかでない。北海道から九州まで広く栽培されている。
 一般に根伏せで殖やし、苗を定植した翌春に根元から幹を切り(台切りという)、切り株から出る新条を1本育てるとよく成長する。福島、岩手、新潟、茨城などの各県が主産地で、福島県の会津桐、岩手県の南部桐など良質のキリ材が出る。岩手県ではキリの花を県の花にしている。キリ材は日本産の材ではもっとも軽く、割れにくく、狂いが少なく、湿気を通しにくく、火に強くて燃えにくく、木目、材色が優れている。家具、器具、小箱材などに用い、1955年(昭和30)以前は下駄(げた)に多く使われたが、現在はたんす類に多く使われる。このほか、琴、胴丸火鉢、漁網用浮き、桐炭(きりずみ)(研摩用、懐炉灰、火薬の原料)、日本人形のねりしん、名札などにする桐紙などがある。
 このほか、材をキリと同様に用いるタイワンウスバギリP. × taiwaniana Hu et ChangはココノエギリP. fortunei (Seem.) Hemsl.とタイワンギリP. Kawakamii Itoの中間種で、1935年(昭和10)ごろ導入され、タイワンギリ、ココノエギリなどと誤称して植栽してきたもので、成長は速いが、材質はやや劣る。キリ属は中国中・南部、インドシナ半島北部に分布し、6種知られる。[小林義雄]

文化史

中国では、アブラギリやアオギリなど科の異なる葉の広い高木も桐の名で総称されたため、古書には混乱が多い。『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』(500ころ)には4種の名があがる。『斉民要術(せいみんようじゅつ)』によると、6世紀には栽培下にあって楽器が製造された。『万葉集』には、729年(天平1)に大伴旅人(おおとものたびと)が藤原房前(ふささき)に対馬(つしま)産の梧桐(ごとう)でつくらせた日本琴を贈ったとあるが、この梧桐にはキリとアオギリの2説がある。平安時代には庭で栽培されていたことが『枕草子(まくらのそうし)』や『源氏物語』からうかがえる。[湯浅浩史]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

キリ
〘名〙 (cruz (クルス「十字架・十字形」の意)の変化した語からか)
① 天正カルタ四種四八枚中、各種の一二枚目。〔和漢三才図会(1712)〕
② (十字架の意から転じて) 一〇の意。
③ (「ピンからキリまで」の形で) 最後のもの。また、最低のもの。⇔ピン
※放浪記(1928‐29)〈林芙美子〉「ピンからキリまである東京だもの」
[補注]③については、和語の「きり(切)」からという説も有力であるが、一般に外来語意識があってカタカナで書く。

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