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キルクーク

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

キルクーク
Kirkūk
カルクーク Kerkūkともいう。イラク北東部の都市で,タミーム県の県都。バグダードの北約 230km,クルディスターン地方のザグロス山麓に位置する。市街地の最も古い核は古代の要塞遺丘のまわりに広がっている。 1918年に市の北西約 7kmのグルグール地区で油田が発見されて以来急激に発展した。第2次世界大戦後も,周辺での油田開発が続き,イラクの石油開発拠点となっている。石油はパイプラインでおもにレバノントリポリに運ばれる。各種製造工業とともに,紡績羊毛工業などの諸工場も立地し,イラク北部の工業基地となった。バグダードとは鉄道と道路で結ばれる。住民大部分トルクメンである。人口 57万 (1981推計) 。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵

キルクーク
バグダッドの北240kmにあるイラクの都市。伝統的にはクルド人の都市であったが、1927年に大油田が発見され、34年に地中海までのパイプラインが建設されると石油開発とともにアラブ人が増加するようになった。フセイン政権下では人口のアラブ化がいっそう進められた。クルド人が追われ、代わりに南部のシーア派などが強制的に移住させられた。2003年のフセイン政権崩壊後はクルド人が戻り始め、アラブ人との間で摩擦が起こっている。トルコ系のトルクメン人も生活している。フセイン政権崩壊後のイラクの将来構想に関して、この地域がクルド人の自治地域に含まれるかどうかが、重要な問題として浮上している。またキルクーク油田の収入を誰が支配するのかも争点である。さらにトルコが、キルクークのクルド人による支配に反対している。人口は湾岸戦争前の統計で40万人程度。
(高橋和夫 放送大学助教授 / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

デジタル大辞泉

キルクーク(Kirkuk)
イラク北東部の都市。キルクーク油田の中心地で、レバノンやシリアへのパイプライン輸送の起点。また古くから羊毛の集散地

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

キルクーク【Kirkūk】
イラクの都市。バグダード北方約280km,クルディスターンの山地にさしかかるところにあり,少なくとも新バビロニア時代以来の歴史をもつ。人口42万(1987)。周囲は比較的雨に恵まれた天水農業地帯で,キルクーク油田の所在地。付近にバイ・ハサン油田,ジャンブル油田があり,原油はパイプラインで地中海とペルシア湾に送られている。人口が急増しつつあり,外国人の訪問客も多い。【冨岡 倍雄
[キルクーク油田]
 イラク北西部の山岳地域は大昔から油・ガス徴が豊富であることで有名であった。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

キルクーク【Kirkuk】
イラク北東部の石油都市。キルクーク油田の中心地。羊毛の集散も盛ん。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

キルクーク
きるくーく
Kirkk
イラク北東部の都市。タミン州At-Ta'minの州都。人口41万8624(1987センサス)、75万5700(2003推計)。クルディスターン地方の経済の中心地で、今日では石油都市として知られる。古くからクルド人の居住する周辺農牧地帯で、小麦、大麦、果実、ヒツジなどが生産され、その集散地であった。とくにこの地方の羊毛は有名である。1927年、付近にキルクーク油田が発見されて以来、石油開発と工業化の拠点として急速に発展した。イラク原油の大部分がここで産出され、パイプラインでトラブルース(レバノン)やバニャース(シリア)など地中海の港へ輸送される。郊外のババ・グルグルに精油所が建設されたほか、紡績、羊毛工場なども増えている。鉄道が通りバグダードと結んでいる。都市の周囲には古代都市の遺跡が散在している。[原 隆一]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

キルクーク
(Kirkuk) イラク北部の都市。一九二七年に大油田が付近に発見されて以来、石油都市として発達。羊毛の集散地。

出典:精選版 日本国語大辞典
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