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キレナイカ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

キレナイカ
Cyrenaica
アラビア語ではバルカ Barqah。リビア北東部の歴史上の地方名。前 630年頃ギリシア人がこの地方北部にエウヘスペリデス (バンガージ) ,バルケ (マルジ) ,キュレネ (シャーハート) ,アポロニア (スーサ) ,テンキラ (トゥークラー) の5植民都市を建てたことから,ペンタポリスと呼ばれた。前 67年キレナイカとしてクレタ島とともにローマの属州に編入され,642年アラブに征服された。中世後期にはエジプトの諸王朝に支配され,15世紀以後はオスマン帝国の名目上の宗主権に属した。 1911~12年のイタリア=トルコ (オスマン帝国) 戦争の結果,トリポリタニアとともにイタリアに割譲され,5万のイタリア農民が入植した。第2次世界大戦中は激戦場となり,42年イギリスが占領してイタリア植民は追放された。戦後もイギリスの占領が継続,ようやく 51年リビア連合王国を形成する自治州の一つとして独立,63年リビア王国となるとともに廃された。中心都市バンガージー

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デジタル大辞泉

キレナイカ(Cyrenaica)
アフリカ北部、リビアの東半部を占める地方。中心都市ベンガジサヌーシー教団本拠地名称は古代ギリシャの植民都市キュレネに由来する。セレイナイカ

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

キレナイカ【Cyrenaica】
リビア東部,地中海とエジプト,スーダンチャドの国境に接する地域をさし,今日ではリビアのベンガジ州にあたる。アラビア語ではバルカBarqa。州都はベンガジ。従来この地域は,沿岸の一部農業地帯以外大半が砂漠で占められ,牧畜業以外産業はなかったが,1960年代の南部の石油開発が,この地域をリビア経済の重要地域に変えた。 キレナイカは,古代ギリシアの植民地時代以来,多くの異民族支配下に置かれてきたが,それは沿岸地域に限られており,サハラ砂漠の内陸部とはアフリカ奥地に通じるキャラバン・ルートで結びついていたにすぎない。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

キレナイカ【Cyrenaica】
リビアの北東部の地。中心都市ベンガジ。イスラム改革運動サヌーシー教団の本拠地。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

キレナイカ
きれないか
Cyrenaica
北アフリカ、リビアの東部地方3県を総称する地域。面積約85万平方キロメートル。地理的には、ジャバル・アフダル(緑の山)とよばれる地中海沿岸の高地地方、シルテ湾岸の低地地方、内陸の南部地方の3地域に分けられる。キレナイカの先住民はベルベル人であるが、紀元前7世紀にギリシア人が現在のベンガジほかの植民市を建設し、前1世紀にローマの支配下に入った。紀元後641年アラブ人が征服し、住民のアラブ化、イスラム化が進んだが、エジプトとトリポリタニアの対抗勢力の影響下にあって、オスマン帝国期も含めてキレナイカには安定した自立政権ができなかった。しかしサヌーシー教団の本拠地であり、1912年のイタリア侵攻への抵抗運動のなかで、後の国王ムハンマド・イドリースが政権を掌握する根拠地となった。1951年の独立後、トリポリタニア、フェザンとともにリビア連合王国を構成する3州の一つとなったが、63年の連邦制廃止とともに三つの県(ベンガジ、ジャバル・アフダル、デルナ)に分けられた。ジャバル・アフダルを除けば雨量が乏しいために粗放な農耕と牧畜に依存しており、石油資金を投じて都市や道路の建設が行われたものの、トリポリタニアに比べて開発が立ち後れている。面積では国土の半分を占めるが、人口は4分の1強を占めるにすぎない。ベンガジ、デルナ、ベイダなどの都市がある。[宮治一雄]

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精選版 日本国語大辞典

キレナイカ
(Cyrenaica) アフリカ北部、リビア北東部の地方。地中海に面する。中心都市ベンガジ。大部分をリビア砂漠が占め、内陸部に世界有数の油田がある。

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社世界史事典 三訂版

キレナイカ
Cyrenaica
イタリア−トルコ戦争によってイタリアが獲得した,現在リビア東部のベンガジを中心とする地域
海岸地帯は古代ギリシア人によって植民市が建設されるなど,その歴史は古い。内陸部を含めたこの地域の呼称は,1911年に始まったイタリア−トルコ戦争で,トリポリとともにイタリアの支配を受けてから一般化した。リビアという名称はこの両地域の古名である。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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