●キートン
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
キートン
Keaton, Buster
[没]1966.2.1. カリフォルニア,ウッドランドヒルズ
アメリカの喜劇俳優。本名 Joseph Francis Keaton。幼時から寄席に出演。 1917年からロスコー・アーバックルの喜劇映画に出演後,笑わない喜劇俳優としておもに無声時代に活躍した。主演作品『恋愛三代記』 (1923) ,『忍術キートン』 (1924) ,『キートン将軍』 (1927) など。『ライムライト』 (1952) では C.チャップリンと共演した。
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デジタル大辞泉
キートン(Buster Keaton)
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世界大百科事典 第2版
キートン【Buster Keaton】
〈笑わぬ喜劇王〉として知られたアメリカのサイレント喜劇のスター。カンザス州生れ。3歳のときから旅回りのボードビル芸人の両親とともに舞台に立つ。赤ん坊のときに階段から落ちてもけが一つしなかったのを,一座の芸人でのちに世紀の魔術師として名をなすハリー・フーディーニが見て〈バスター(やったぜ)!〉と叫んだのが,そのまま芸名になったといわれる。本名はジョゼフ・フランシス・キートン。コメディアンのでぶ君ことロスコー“ファッティ”アーバックル(1887‐1933)の相棒(助演,共同監督,ギャグマン)として,1917年から19年にかけて《デブ君の女装》を手始めに14本の短編を撮り,20年,プロデューサーのジョゼフ・スケンク(1878‐1961)の下でキートン・プロダクションを設立,22年までに《文化生活一週間(マイホーム)》《案山子(スケアクロウ)》《化物屋敷》《警官騒動》等々,スラプスティックの頂点に列せられる19本の短編を自作自演で撮る。
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日本大百科全書(ニッポニカ)
キートン
きーとん
Buster Keaton
(1895―1966)
アメリカの映画俳優。本名はJoseph Francis Keaton。カンザス州生まれ。ボードビルの芸人であった両親のもとで幼くして舞台に立ち、アクロバットに才能をみせた。1917年映画界に入り、ロスコー・アーバックルの喜劇に助演したのち、20年から自作自演の作品をつくり始める。『恋愛三代記』(1923)、『探偵学入門』『海底王キートン』(1924)、『セブン・チャンス』(1925)、『キートンの機関車』(1926)など、アクロバットを基本にしたスペクタクルに富むスラプスティック喜劇の傑作を送り出した。何が起こっても顔色ひとつ変えない無表情を特徴とし、チャップリン、ロイドと並ぶ三大喜劇王であった。トーキー以後は振るわず、チャップリンの『ライムライト』(1952)などにわずかに顔を出しているにすぎない。彼のサイレント喜劇は、周囲のものとの闘いであり、物に翻弄(ほんろう)されるなかで世界の秩序が完全に別の様相を帯びてみえてくるところに真価があり、没後、世界的に再評価されている。
[出口丈人]
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精選版 日本国語大辞典
キートン
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