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ギリシア文明【ギリシアぶんめい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ギリシア文明
ギリシアぶんめい
Greek civilization
ミケーネ文明の没落後,暗黒時代を経て,前8世紀なかば頃から発達しはじめ,古典期 (前5~4世紀) にその最盛期を迎えた文明。古代ギリシア人は,前 2000年頃にギリシアの地へ南下してから古代末期にいたるまでの間にいろいろな変遷を経ながら,人類史上きわめて高度な文明を築き上げた。それは,のちのヨーロッパ文化の源流となっただけではなく,今日全世界の人々の精神的遺産ともなっている。ギリシア文明はポリス (都市国家) の市民によってになわれたものであり,ポリスの発展とも密接に結びついている。それは,政治的には貴族政から寡頭政,僭主政を経て民主政の実現とその衰退の歴史であり,経済面では,農業生産を基盤としながらも商工業が発達し,東地中海世界を中心とした通商貿易も盛んで,貨幣経済が発展していた社会であった。このようなポリス社会を基盤に,哲学,科学,文学,美術などきわめて多彩な文化が栄えたのであり,その中心はやはりギリシアの歴史に最も重要な位置を占めているアテネであった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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