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クリケット

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

クリケット
cricket
11名ずつの2チームが交互に攻守交代して,ボールをバットで打合い得点を競う競技。イギリスの国技。すでに 13世紀中頃には絵画や書物に,その練習風景が現れている。最初の規則が整えられたのは 18世紀初頭とされている。日本ではほとんど行われていない。競技場の広さには制限がなく,芝生グラウンドの中央 (ピッチ) に 22ヤード (約 20.1m) 間隔で3柱門のウィケット2つを立て,そこに8フィート8インチ (約 2.64m) の投手線と,そこから内側に4フィート (約 1.22m) 離して平行打者線を引く。バットは櫂形の柳製。ボールはコルク芯に糸を巻き皮で包む。競技では守備側が位置につき,攻撃側は2名ずつペアとなり各ウィケットに位置し,うち1名のバットマンがボウラーの投げるボールを打つ。打てずにボールがウィケットに当ればアウト。打てれば,2名同時に反対側のウィケットに向け走り,できるかぎり何度も両ウィケット間を走る。走者がウィケットに達しバットでそれに触れるごとに得点を数える。 10名がアウトになって1回が終了,攻守交代をする。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」

クリケット
1チーム11人で攻撃と守備を1回ずつ行う英国発祥のスポーツ木製のバットを使い、ルール野球に似ているが、360度どこにでも打てるなど違いもある。1試合を行うのに4~5日かけることもある。インドオーストラリアパキスタンなどではプロリーグがあり、年収30億円を超えるスター選手もいる。日本クリケット協会によると、国内の競技人口は約3800人(2018年9月時点)ほど。
(2018-11-06 朝日新聞 夕刊 1社会)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

クリケット(cricket)
英国古来の球技。11人一組でチームをつくり、攻守に分かれて試合をする。投手の球を打者がバットで打ち、相対して立てたウィケット(三脚門)の間を走って得点を争う。

出典:小学館
監修:松村明
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クリケット(cricket)
コオロギ1の英語名。

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世界大百科事典 第2版

クリケット【cricket】
イギリスの伝統的球技。野外で11人編成の2チームが,ボールをバットで打って得点を争うスポーツ。イギリスやオーストラリア,ニュージーランド,インド,西インド諸島などイギリス連邦諸国を中心に普及している。
[歴史]
 発祥地はイギリスともフランスともいわれ明確ではない。13世紀ごろ,クロッケーと同じくつえを使うクラブ・ボールの一種として庶民の娯楽となった。当時の書物や絵画に練習風景が描かれている。賭競技であるうえ,動作が粗暴で非紳士的という理由から,1477年エドワード4世が禁止令を出した。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

クリケット【cricket】
イギリスで盛んな打球技。二つのウィケット(木製の三柱門)のところに投手と打者が対峙し、投打の技を競う。投手の投げるボールがウィケットに当たれば打者はアウト。打者はそれを防ぎながらボールを打ってウィケット間を走れば得点。その間に野手がボールをウィケットに当てるか、フライを捕球すればアウト。一チーム一一人。一〇アウトで攻守交代。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

クリケット
くりけっと
cricket
主としてイギリス、オーストラリアをはじめイギリス連邦諸国で行われている、野球に似た競技。公明正大という意味をももつようにイギリス人の生活哲学に密着したスポーツである。イングランド南部では14世紀の初めにかなり普及していたといわれている。クロッケー、フィールドホッケー、ゴルフなど先端の曲がったスティックを使用するスポーツの一つとして人々が楽しんでいたと思われる。1744年に最初の規則がつくられたが、ボールやバットの大きさが統一されたのは1774年で、88年にはメリールボン・クリケット・クラブ(MCC)が組織され、クリケット発展の基礎を固めた。19世紀に入るとパブリック・スクールにも普及し、1846年にはプロチームが生まれるほど盛んになり、最大の試合といわれるイングランド対オーストラリアのテスト・マッチは1877年に始まっている。わが国にも明治時代に紹介されたことはあるが、同じころアメリカから野球が伝えられたことから、日本で普及するまでには至らなかった。現在、神戸市外国語大学で行われている(正式にクラブが生まれたのが1981年)が、日本での普及の見通しは暗いとみられる。[大谷要三]

競技の方法

グラウンドは楕円(だえん)に近い芝生で、広さに規定はないが、160メートル×140メートル程度のものが望ましい。1チーム11名で、2チームが攻守に分かれて試合を進めるところは野球に似ているが、1イニングまたは2イニングスで終了する。各イニングには全員に打順が回り、10人がアウトになれば攻守交代するが、なかなかアウトにならないので試合が長くなり、3~5日と続けられることもある。このため、最近はテレビ中継などの関係もあって1日で終了するワン・デー・マッチが多くなってきている。
 試合は、グラウンド中央付近に二つのウィケットを向かい合わせたピッチを中心に展開する。守備側はボウラー(投手)とウィケット・キーパー(捕手)を除いた9名で守りを固めるが、打球は前後左右に飛ぶ(ファウルはない)ので守備位置はいろいろに変化する。攻撃側はまず最初の打者がポッピング・クリースをまたいで立ち投球を待つ。このとき次打者は反対側ウィケットのあるもう一つのポッピング・クリースの後方に立つ。ボウラーによって投げられた球がノーバウンドかワンバウンドでスタンプに当たりベイルが落ちれば打者はアウトになる。打者はボウラーの球がウィケットに当たる前に打ち返すが、打球がバウンドする前に野手にとられれば、野球の飛球と同じようにアウトになる。ボウラーは肘(ひじ)を曲げないオーバーハンドで投球しなければならず、打者が打てないような球を投げると攻撃側の得点になる。打球が直接捕球されることなくグラウンドに転がっている間に反対側のウィケットに向かって走る。このとき、もう1人の打者も反対側のウィケットに向かって走り、両打者がそれぞれ反対側のポッピング・クリースを回れば1点になるが、野手がその前に返球して球がスタンプに当たりベイルが落ちれば、そのウィケットに近い打者がアウトになる。もし返球が遅れれば、打者は両ウィケットの間を何回も回れるし、そのたびに得点が増加する。また打球が境界線に達すれば4点、ノーバウンドでこれを越せば6点になる。ボウラーの投球は6球ごとにくぎられ、ボウラーが交代する。
 ボールは硬式野球のそれよりすこし小さく、外周は22.4センチメートルないし22.9センチメートル、重さは155.9グラムないし163グラムのもので、赤色の堅いレザー・カバーのものが用いられる。バットは柄(え)のついた平板状のもので、長さ96.52センチメートル以下、幅は10.8センチメートル以下となっている。重さについてはとくに定めていない。なお、打者とウィケット・キーパーはレガース(すね当て)を用いる。ほかに打者用、ウィケット・キーパー用のグラブ、両競技者のための下半身の防具などもあるが、野手は素手でボールを受けなければならない。服装はカッターシャツと長ズボン、白靴が用いられる。[大谷要三]

その後の動き

1984年(昭和59)に日本クリケット協会が設立された。大学では1987年慶應義塾大学に、さらに1989年(平成1)専修大学と中央大学にクリケットクラブが誕生した。その後1990年に早稲田大学、同志社大学、1992年に東京工科大学、1994年に青山学院大学と聖心女子大学にクラブが誕生するなど、全国の大学クラブの数は増えている。また、1993年のファーイーストクリケットクラブ(現富士ファーイーストクリケットクラブ)の設立を皮切りに、各大学のクリケット部出身者による社会人クラブの設立も相次ぎ、学生、社会人問わず、日本人のプレーヤーが増えてきている。
 在日外国人主導型のクラブは1983年に東海地域に静岡クリケットクラブが誕生し、静岡県や愛知県を中心に在日外国人クラブが増えてきた。1985年には東京の江戸川区にもクラブができ、その後東京都各地、埼玉県岩槻(いわつき)市(現さいたま市)、前橋市や千葉県市原市など関東地域にも在日外国人のクラブが誕生している。当初は外国人主導型のクラブと日本人のクラブの接点はあまりなかったが、2000年に関東クリケットリーグが創設され、日本人のクラブと外国人主導型のクラブが同じ大会で競技するようになった。[編集部]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

クリケット
〘名〙 (cricket) イギリス古来の国民的な球技。一一人ずつ二チームに分かれて得点を争う。三本の柱に横木をのせたウイケットを二か所に設け、攻撃側から打者と次打者が出てそれぞれの前に立つ。打者がバットでボールを打つと、打者と次打者はそれぞれ反対側のウイケットに走り、守備側が捕手にボールを返すか横木をボールで落とすかする前にそれに触れれば一点を得る。
※毎日新聞‐明治二八年(1895)一〇月一七日「横浜に於ける秋季クリケット競争会は」

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