●クレイステネス[シキュオン]
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
クレイステネス[シキュオン]
Kleisthenēs of Sikyōn
[生]?
[没]前570
シキュオンの僭主 (在位前 600頃~570) 。建国以来のドーリス系アルゴス人の支配に抵抗してドーリス系3部族の名を改め,さらにアルゴスの英雄アドラストスの信仰を排しディオニュソス祭を導入した。治世中シキュオンの力は絶頂に達し,第1次神聖戦争 (前 600頃~590) では隣保同盟 (アンフィクチオニア ) を助け,指導的役割を演じてクリサを破壊した。一方,宮廷には芸術家を集め,ピュチアやオリュンピアの競技にはみずから参加して戦車競走に優勝したこともある。なお,娘アガリステの婿を全ギリシアに求め,競わせてアテネのアルクマイオン家のメガクレスにとつがせたが,その子がクレイステネスであり,孫娘アガリステがペリクレスの妻となった。
[没]前570
シキュオンの僭主 (在位前 600頃~570) 。建国以来のドーリス系アルゴス人の支配に抵抗してドーリス系3部族の名を改め,さらにアルゴスの英雄アドラストスの信仰を排しディオニュソス祭を導入した。治世中シキュオンの力は絶頂に達し,第1次神聖戦争 (前 600頃~590) では隣保同盟 (アンフィクチオニア ) を助け,指導的役割を演じてクリサを破壊した。一方,宮廷には芸術家を集め,ピュチアやオリュンピアの競技にはみずから参加して戦車競走に優勝したこともある。なお,娘アガリステの婿を全ギリシアに求め,競わせてアテネのアルクマイオン家のメガクレスにとつがせたが,その子がクレイステネスであり,孫娘アガリステがペリクレスの妻となった。
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