●クロム鋼【クロムこう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
クロム鋼
クロムこう
chromium steel
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デジタル大辞泉
クロム‐こう〔‐カウ〕【クロム鋼】
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世界大百科事典 第2版
くろむこう【クロム鋼】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
クロム鋼
くろむこう
chromium steel
クロムを含有する鋼。狭義には1%程度のクロムを含有する構造用合金鋼をいい、12%以上を含む高クロム鋼を普通ステンレス鋼、鋼の高温強度を高める目的で数%以下のクロムを添加した鋼を低合金耐熱鋼という。構造用合金鋼は車軸など強靭(きょうじん)性が要求される部材に用いる鋼の総称であり、0.5%以下の炭素を含み、焼入れ後650℃付近で焼き戻して使用される。肉厚になると急冷できず、焼きが入らなくなるのでクロムなどの合金元素が添加される。1%のクロムの添加により、クロム無添加丸棒の約3倍の直径の丸棒を焼入れ硬化させることができる。クロム鋼を焼戻し温度(約650℃)から急冷すると強靭になるが、この温度から徐冷をするときわめてもろくなる。この現象を焼戻し脆性(ぜいせい)という。
[須藤 一]
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精選版 日本国語大辞典
クロム‐こう ‥カウ【クロム鋼】
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