●クーデタ
世界大百科事典 第2版
クーデタ【coup d’État[フランス]】
同一支配階級内部のある勢力が,みずからの勢力をより強化するために,また政権を獲得するために行う非合法的・武力的手段による奇襲を意味する。革命がある階級から他の階級への権力の移行であるのと異なる。歴史的な例としては,1799年に執政政府le Directoireを廃止するためにナポレオン1世が行った〈ブリュメール18日〉,1851年ナポレオン3世が議会に対して行った,いわゆる〈ルイ・ボナパルトのブリュメール18日〉が有名である。
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旺文社世界史事典 三訂版
クーデタ
coup d'État (フランス)
支配階級内の非主流派・反主流派が非合法的・武力的な手段によって権力を奪取したり強化したりすること。
出典:旺文社世界史事典 三訂版
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小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
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