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グリニャール

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

グリニャール
Grignard, (François Auguste) Victor
[生]1871.5.6. シェルブール
[没]1935.12.13. リヨン
フランスの有機化学者。リヨン大学に入り,初め数学を志したが,L.ブーボーの影響で有機化学を専攻。ナンシー大学教授 (1910) ,リヨン大学教授 (19) 。 P.バルビエの示唆でアルキル亜鉛化合物の研究を始め,1900年に,グリニャール試薬を発見した。学位論文のなかで,グリニャール試薬がさまざまな試薬と反応して (グリニャール反応) ,アルコール,酸,炭化水素の広範な多種有機化合物をつくることを示した。この新しい合成方法は有機合成化学に重要な新分野を開いた。 12年に P.サバチエとともにノーベル化学賞を受賞した。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

グリニャール(François Auguste Victor Grignard)
[1871~1935]フランスの化学者。有機合成マグネシウムを用いる反応を研究し、グリニャール試薬発明。1912年、P=サバティエとともにノーベル化学賞受賞。

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

グリニャール【François Auguste Victor Grignard】
1871‐1935
フランスの有機化学者。シェルブール生れ。リヨン大学に学び,バルビエPhilippe Antoine Barbierの指導でヨウ化メチルマグネシウムの反応を研究し(1898),学位論文としてグリニャール試薬を発表(1901),さらに多種の有機化合物の合成にその反応を拡大し,第1次大戦中には毒ガスの研究にも従事した。ナンシー大学有機化学教授(1910)を務めた後,バルビエのあとを継いでリヨン大学教授(1919),するまでリヨンに住んだ。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

グリニャール
ぐりにゃーる
François Auguste Victor Grignard
(1871―1935)

フランスの化学者。シェルブールの兵器工場勤めの労働者の子として生まれる。リヨン大学に入り、初め数学を好み、化学には親しまなかった。1900年化学者のバルビエPhillipe Antoine Barbier(1848―1922)に巡り会ったことが化学者としての彼の将来を決めることになった。有機合成に亜鉛のかわりにマグネシウム金属を用いたらという師の指示が功を奏し、広範囲に有用なグリニャール試薬(臭化あるいはヨウ化アルキルのエーテル溶液にマグネシウム粉を溶かしてつくった)の発見となった。ブザンソン、ナンシーなど地方大学の講師や教授を務め、1912年ノーベル化学賞を触媒研究のP・サバチエとともに受けた。1914年第一次世界大戦勃発(ぼっぱつ)とともに軍務に服し、毒ガスの研究に従事したが、戦後は有機化学研究に戻り、1919年リヨン大学の教授、最晩年は『有機化学大系』Traité de chimie organiqueを編集し、自ら有機化学の歴史を書いた。

[都築洋次郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

グリニャール
(Victor Grignard ビクトル━) フランスの有機化学者。ナンシーとリヨンの大学教授を歴任。一九一二年「グリニャール試薬の発見」によりノーベル化学賞を受賞。(一八七一‐一九三五

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

グリニャール
グリニャール
Grignard, Francois Auguste Victor

フランスの化学者.リヨン大学で数学を学んだが有機化学に転じ,同大学の化学科長P.A. Barbierの示唆で,有機マグネシウム化合物を研究した.Barbierはすでに無水エーテル中で有機ヨウ素化合物とマグネシウムの複合体を得ていたが,Grignardはエーテル溶液中でマグネシウムと有機ハロゲン化合物を反応させて安定な化合物(グリニャール試薬)を得た.1909年ナンシー大学に移り,翌年教授となり,第一次世界大戦中はフランス政府に協力して軍事研究に従事し,1919年にBarbierを継いでリヨン大学に戻った.グリニャール試薬の発見による有機化学の発展業績で,1912年ノーベル化学賞を受賞した.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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