●グリフィス
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
グリフィス
Griffis, William Elliot
[没]1928.2.5.
アメリカの日本研究家。ラトガース大学を卒業後,明治3 (1870) 年,福井藩から招聘されて来日,同藩でアメリカ流の教育に従事。次いで大学南校おかかえ教師となり,理化学や論理の教科を担当した。 1874年,開成学校教師を辞任して帰国後牧師となったが,日本研究の著書を相次いで出版し著名となった。代表的著作は"The Mikado's Empire" (77) である。
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グリフィス
Griffith, Arthur
[没]1922.8.12. ダブリン
アイルランド独立運動の指導者。 1899年から"The United Irishmen"紙を発行。シン・フェーン運動に活躍し,1910年シン・フェーン党党首。アルスターの動きに対抗するアイルランド義勇軍運動に参加。 16年復活祭蜂起ののち,シン・フェーン党への国民の支持が著しく増大した。 19~20年非合法のアイルランド共和国副首相となり,21年 12月イギリス=アイルランド条約を締結。翌年1月条約は議会で承認され,その結果成立したアイルランド自由国の初代大統領となった。総選挙で多数の支持を得たが,条約をめぐって世論が2分し,内戦勃発後まもなく急死。
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グリフィス
Griffith, David Wark
[没]1948.7.23. ハリウッド
アメリカの映画監督。映画草創期の一大開拓者。 1908年に処女作『ドリーの冒険』 The Adventures of Dollieで好評を得,同年の『幾歳の後に』 After Many Yearsではヒロインの顔をクロース・アップで示し,『さびしい別荘』 The Lonely Villa (1909) では「最後の瞬間の救助」をカットバックで示した。こうした手法は劇的効果のための最初の使用とみなされている。また,大作『イントレランス』 Intolerance (16) は世界の映画芸術へ大きな影響を与えた。さまざまな撮影技術を考案し,多くの人材 (M.ピックフォード,L.ギッシュ,M.セネットら) を養成した功績は大きい。主作品『国民の創生』 The Birth of a Nation (15) ,『散り行く花』 Broken Blossoms (19) 。
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グリフィス
Griffith, Fred
[没]1941
イギリスの細菌学者。1928年,肺炎ワクチン(→ワクチン)を開発中に,形質転換の現象を発見した。肺炎双球菌(→レンサ球菌)の病原性をもつ菌株の死菌でつくったワクチン,または病原性のない菌株の生菌よりなるワクチンを,それぞれ単独でネズミに接種しても発病しないが,両者を同時に接種すると発病することを見つけ,発病したネズミの体内に病原性をもつ生菌が発見された。これは病原性のない生菌が病原性をもつ死菌の影響を受けて病原性を帯びるようになったと考えられ,形質転換と呼ばれて注目を集めた。その機構は 1944年にオズワルド・エイブリーの手で解明された。
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グリフィス
Griffith
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デジタル大辞泉
グリフィス(David Wark Griffith)
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グリフィス(William Elliot Griffis)
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus
グリフィス Griffith, Harry John
大正9年ごろ来日し,神戸の商事会社に勤務。日本建国の日とされる紀元節は歴史的にうたがわしいと著作でのべ,裁判で有罪となった。第二次世界大戦中に敵性外国人として収容所にいれられ,昭和20年死去。
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グリフィス Griffis, William Elliot
1843年9月17日生まれ。明治3年(1870)越前(えちぜん)福井藩のまねきで来日し,藩校明新館で化学,物理学などをおしえる。5年から南校(現東大)の教授。7年帰国して牧師となり,在日中の見聞をもとに日本を紹介した。1928年2月5日死去。84歳。フィラデルフィア出身。ラトガーズ大卒。著作に「The Mikado's Empire」など。
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ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)
グリフィス
デジタル大辞泉プラス
グリフィス
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世界大百科事典 第2版
グリフィス【David Wark Griffith】
〈アメリカ映画の父〉,あるいは〈映画芸術の父〉と呼ばれるアメリカの映画監督。1970年代に出たスティーブン・スピルバーグ,マーティン・スコセッシ,ブライアン・デ・パルマらの若手映画監督を《エスクアイヤ》誌が〈ハリウッド第9世代〉と呼んだが,その際の〈第1世代〉がグリフィスである。ケンタッキー州の貧しい旧家に生まれ,どさ回りの劇団の俳優を経て,1907年に映画界に入り,俳優と脚本家を兼ねたのち《ドリーの冒険》(1908)で監督となる。
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グリフィス【William Elliot Griffis】
アメリカの日本学者。ラトガーズ大学在学中,アメリカ人宣教師G.H.F.フルベッキの助言で留学中の横井小楠の甥2人と知り合った。1870年そのフルベッキの仲介によって来日,越前福井藩の藩校で理学などを教え,廃藩置県の大変動を見,72年,東京大学の前身である南校の教師となり,74年帰国した。そして牧師をするかたわら,《皇国》(1876)や《ミカド》(1915)のほか,ペリー,ハリス,ブラウン,ヘボン,フルベッキなどに関する本を続々出版,日本学の先駆者となった。
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大辞林 第三版
グリフィス【William Elliot Griffis】
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グリフィス【David Wark Griffith】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
グリフィス
ぐりふぃす
David Wark Griffith
(1875―1948)
資料 監督作品一覧
淋しい別荘 The Lonely Villa(1909)小麦の買占め A Corner in Wheat(1909)
イノック・アーデン Enoch Arden(1911)
女の叫び The Lonedale Operator(1911)
ピッグ横丁の銃士達 The Musketeers of Pig Alley(1912)
エルダーブッシュ峡谷の戦い The Battle at Elderbush Gulch(1913)
アッシリアの遠征(ベッスリアの女王) Judith of Bethulia(1914)
ホーム・スイート・ホーム Home, Sweet Home(1914)
恐ろしき一夜 The Avenging Conscience : or 'Thou Shalt Not Kill'(1914)
国民の創生 The Birth of a Nation(1915)
イントレランス Intolerance(1916)
偉大なる愛 The Great Love(1918)
人類の春 The Greatest Thing in Life(1918)
世界の心 Hearts of the World(1918)
スージーの真心 True Heart Susie(1919)
悪魔絶滅の日 Scarlet Days(1919)
幸福の谷 A Romance of Happy Valley(1919)
散り行く花 Broken Blossoms(1919)
大疑問 The Great Question(1919)
勇士の血 The Girl Who Stayed at Home(1919)
愛の花 The Love Flower(1920)
渇仰の舞姫 The Idol Dancer(1920)
東への道 Way Down East(1920)
夢の街 Dream Street(1921)
嵐の孤児 Orphans of the Storm(1921)
恐怖の一夜 One Exciting Night(1922)
ホワイトローズ The White Rose(1923)
アメリカ America(1924)
素晴しい哉人生 Isn't Life Wonderful(1924)
曲馬団のサリー Sally of the Sawdust(1925)
竜巻 That Royle Girl(1925)
サタンの嘆き The Sorrows of Satan(1926)
愛の太鼓 Drums of Love(1928)
男女の戦 The Battle of the Sexes(1928)
心の歌 Lady of the Pavements(1929)
世界の英雄 Abraham Lincoln(1930)
『リリアン・ギッシュ著、鈴木圭介訳『リリアン・ギッシュ自伝――映画とグリフィスと私』(1990・筑摩書房) ▽向後友恵著『グリフィス――ハリウッドに巨大な城塞を築いた映像魔術師』(1992・メディアファクトリー)』
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精選版 日本国語大辞典
グリフィス
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