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コウボウ

世界大百科事典 第2版

コウボウ【Hierochloe odorata (L.) P.Beauv.】
丘陵地や山地草地に見るイネ科多年草(イラスト)。コウボウは牧野富太郎によれば香茅の意味で,この草に一種の甘い芳香があることによるが,漢名の茅香や,英名のsweet grass,vanilla grassも同じ理由による。また,もう一つの英名holy grassは“聖なる草”の意味のラテン語の属名の直訳で,北ヨーロッパではキリスト教徒祭日教会のまわりにこの草をまいたかつての習慣に由来する。地下に細長い根茎がある。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

コウボウ
こうぼう / 香茅
[学]Anthoxanthum nitens (Weber) Y.Schouten et Veldkamp var. sachalinense (Printz) Yonek.、Hierochloe odorata (L.) Beauv. var. pubescens Krylov
イネ科(APG分類:イネ科)の多年草。根茎は細長く横にはい、稈(かん)は直立して高さ20~50センチメートル。4~6月、稈の先に広卵形の円錐(えんすい)花序をつくり、まばらに小穂をつける。小穂はやや扁平(へんぺい)で、3個の小花があり、両側のものは雄性で褐色の毛があり、中央のものは両性で小さく、光沢がある。包穎(ほうえい)は膜質で幅広く、小花を包む。北海道から九州にかけてやや湿った砂質草地に生え、広く北半球の温帯に分布する。名は、全草が乾くとかすかな香気が漂うことによる。近縁のミヤマコウボウA. monticola (Bigel.) Veldkamp subsp. alpinum (Sw. ex Willd.)〔H. alpina (Sw.) Roem. et Schult.〕は葉舌が1~2ミリメートルしかなく、日本の高山およびユーラシア大陸の寒冷地帯に分布する。[許 建 昌]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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