●コングリーブ
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
コングリーブ
Congreve, William
[没]1729.1.19. ロンドン
イギリスの劇作家。風習喜劇の代表的作者。ダブリンで学んだのち,ロンドンへ出て法学生となるが,文学の道に進む。戯曲の処女作『老独身者』 The Old Bachelor (1693) で好評を博し,続いて『二枚舌』 The Double Dealer (94) ,『愛には愛を』 Love for Love (95) によって地位を確立。最後の『世の習い』 The Way of the World (1700) は,発表当時は不評だったが,現在では風習喜劇の最高傑作の一つと認められる。彼の特色は機知に富んだ精妙なせりふによる人間描写にある。ほかに悲劇,小説,詩などもある。晩年は社交界の名士として悠々自適の生活をおくった。
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デジタル大辞泉
コングリーブ(William Congreve)
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世界大百科事典 第2版
コングリーブ【William Congreve】
イギリスの劇作家。王政復古期における喜劇を代表する作家の一人。《独身の老人》《二枚舌の男》(ともに1693初演),《愛には愛を》(1695初演),《世の習い》(1700初演)の喜劇4編は,いずれも当時の社交界の男女関係を機知に富み洗練された文体で描いたものである。特に,過度の知性をそなえた男女の恋のかけひきを扱う《世の習い》は,イギリス風習喜劇の最高傑作の一つとされる。他方,彼の喜劇は筋の複雑さや人工性のゆえに批判されることも多い。
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精選版 日本国語大辞典
コングリーブ
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