●コンスタブル
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
コンスタブル
Constable, Henry
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コンスタブル
Constable, John
[没]1837.3.31. ロンドン
イギリスの風景画家。 1795年ロンドンに出てロイヤル・アカデミー美術院に学ぶ。 17世紀のオランダの風景画に深い関心を示し,新鮮な外光のもとで広大な自然の生気を描写。 1802年初めてアカデミーに風景画を出品。 1820年ハムステッドに移り住み,1821年『まぐさ車』 (ロンドン,ナショナル・ギャラリー) を発表。この作品は 1824年パリのサロンに出品され,ドラクロアやのちの印象派の画家たちに多大の影響を与え,以後名声はイギリスよりもフランスで高まった。主要作品『司教館の庭から見たソールズベリー大聖堂』 (1823,ビクトリア・アンド・アルバート美術館) ,『アランデルの粉挽場と城』 (1837) など。
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デジタル大辞泉
コンスタブル(John Constable)
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世界大百科事典 第2版
コンスタブル【John Constable】
イギリスの風景画家。イングランド南東部,サフォーク州イースト・バーグホールトの生れ。父は,緩やかな起伏の丘陵地帯を流れるスタウア川に沿って,幾つかの製粉所を所有していた。この故郷の穏やかな風景を生涯描き続けたコンスタブルは,後に〈スタウア川の景色が私を画家にした〉と述べている。事実,彼は1799年ロンドンのローヤル・アカデミーの美術学校に入学したころにはすでに自分の道は風景画に,しかも伝統的な理想化された古典的風景画ではなく,イギリス南部の自然の刻々の姿をありのままに描くことにあると悟っていた。
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日本大百科全書(ニッポニカ)
コンスタブル
こんすたぶる
John Constable
(1776―1837)
イギリスの画家。サフォークの製粉業者の子に生まれた。この地方は小川や運河の多い土地で、その風物がそのまま題材になっている。若いころロンドンに出、1799年アカデミーに入学し、ウィルソンやオランダ派を模写し、ガーティンの手法に注目した。1802年アカデミーに入選したものの、このころから自分の行くべき方向が画壇と相いれないことを知り、帰郷して風景画に没頭する。生計のため肖像画も描きながらサフォークの風景を描いたが、画風を確立したのは40歳に近づいてからであった。終生同郷のゲーンズバラを敬愛していたが、自然を素直に愛し、静かな喜びを感じる点では通じるものがある。しかし、ゲーンズバラの軽みはなく、自然の事象の一つ一つに執拗(しつよう)に食い込んでゆく。画室から出て戸外に画架を立て、身近な風景を描いて緑を発見し、当時常套(じょうとう)化された褐色系の色調に革命的な改革をもたらした。完成作は戸外のスケッチをもとに画室で仕上げたが、視角に多少の変化をもたせ、光と色とで物象の現実的感覚を導入し、自然の掟(おきて)を守ろうとした。従来未解決の外光の問題が開けてくると同時に、ともすれば見落しがちな無名のものの存在という問題に先鞭(せんべん)をつけることになる。27年ハムステッドに移り、油彩スケッチの小品を多く残している。24年パリのサロンで『まぐさ車』などがドラクロワや印象派に刺激を与えた。
[岡本謙次郎]
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精選版 日本国語大辞典
コンスタブル
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旺文社世界史事典 三訂版
コンスタブル
John Constable
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