●コンパイラ
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
コンパイラ
compiler
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日本大百科全書(ニッポニカ)
コンパイラ
こんぱいら
compiler
コンピュータのプログラム言語のうち、人間のことばに近い高水準言語といわれるものを解読して、コンピュータの命令をつくりだすためのプログラム。コンピュータの制御装置が直接解読できる、いわゆる機械語命令は、0と1を組み合わせた信号のため、人間にはほとんど理解できない。そこで、コンピュータに行わせたい処理手順を記述するための人工言語、すなわちプログラム言語の文法を決めておき、プログラマーがその文法に従って処理命令を書くようにする。そしてコンピュータは、コンパイラによっていったんプログラムを翻訳して機械語命令をつくりだし、つくりだされた命令によって初めてコンピュータを運転して目的とする処理を行う。
コンパイラ自体も一つの大きなプログラムであり、一般に処理系ともよばれる。その機能は、構文を解析し、文法上の誤りを調べ、関数や入出力のルーチン(プログラムの単位)を呼び出し、中間言語(おもにアセンブリ言語)を生成し、それを処理する低位の処理系に作業を引き渡す。
最初に実用化されたコンパイラはFORTRAN(フォートラン)で、IBM704型コンピュータのため1957年につくられた。その後、種々のプログラム言語がつくられ、それらのためのコンパイラが各種コンピュータのため開発された。COBOL(コボル)、FORTRAN(フォートラン)、C、C++(シープラスプラス)、Java(ジャバ)、PASCAL(パスカル)などがある。
[小野勝章]
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精選版 日本国語大辞典
コンパイラ
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