●コンピューター【こんぴゅーたー】
知恵蔵
コンピューター
専門の程度によって違うが、コンピューターの最も一般的で緩い定義は、計算する機械であること。通常は、計算の手順(アルゴリズム)を記述したプログラムをメモリー中に記憶させ(プログラム内蔵方式)、それに従って計算が自動的に実行される機械をコンピューターであると定義する。1936年、数学者アラン・チューリングは、数学の基礎的な問題を追求している過程で、計算する人(計算手、コンピューターの語源)の動作を論理のレベルで抽象化したモデルを提唱した。そのモデルをチューリング・マシンと呼び、専門家はこれと論理的に等価な機械をコンピューターの最も狭い定義としている。
(星野力 筑波大学名誉教授 / 2007年)
(星野力 筑波大学名誉教授 / 2007年)
出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
デジタル大辞泉
コンピューター(computer)
計算機。特に、電子計算機。トランジスター・IC・LSIなどの電子回路を用いて、高速度で計算やデータ処理、また、情報の記憶保存・検索などができる装置。1946年に米国で開発されたENIAC(エニアック)が最初。
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IT用語がわかる辞典
コンピューター【computer】
電子回路を用いた計算装置の総称。メモリーに記憶させたプログラムに従って、計算などの処理を高速度で行う機械。1946年、アメリカのペンシルベニア大学で開発された「ENIAC(エニアック)」が世界最初とされる。◇「コンピュータ」「電子計算機」「電算機」ともいう。
出典:講談社
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世界大百科事典 第2版
コンピューター【computer】
最も広義には,計算を行う機械,すなわち計算機のこと。通常はディジタル電子回路を用いて,数値計算や論理計算を行う機械,すなわち電子計算機を指す。この場合,ディジタルであることを強調して,ディジタルコンピューターともいう。広義のコンピューターは,アナログ電子回路を利用しておもに数値計算を行うアナログコンピューターを含む。本項は,ディジタルコンピューターに限定して記述する。 なお,人間の脳が行うような計算を電子的に行うので,登場当初(1940~60年代)は電子頭脳とも呼ばれた。
出典:株式会社平凡社
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