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コート

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

コート
Couto, Diogo de
[生]1542. リスボン
[没]1616. ゴア
ポルトガルの歴史家,年代記作者。ドン・ルイス親王家で育てられ,サントアンタン学院およびベンフィカの修道院で哲学を学んだ。 17歳のときインドに軍人として赴き,東洋で生涯の大半を過ごした。フェリペ2世は彼をゴアの文書館長に任命し,ジョアン・デ・バーロスの『アジア旬年史』の続編を書かせた。主著は,対話形式でアジアにおけるポルトガル衰退の原因を記述した『実際的な軍人』O Soldado Prático (1790) など。『未刊作品集』 Obras Inéditas (1808) がある。

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コート
Koht, Halvdan
[生]1873
[没]1965
ノルウェーのヨーロッパ近代史家,政治家。 1935~41年外相に就任。第2次世界大戦中は亡命

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コート
coat
通常,胴部に適合した腰丈またはそれより長い,外側に着る袖のある前開きの洋服。コートは元来カバーの意であり,一方チュニックとも同義である。このことから,外套,外被のほか,広く男子用の上衣,また男物仕立ての婦人用上衣,婦人子供用の長上衣,特定の地位や職業を示す服などの意に用いられる。コートの種別は形,素材,用途などによって多様であるが,一般的には,レインコートオーバーコートサックコート (背広服 ) ,フロックコートなどがある。 (→サーコート , ジャケット )  

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コート
Cort, Henry
[生]1740. ランカスター
[没]1800. ロンドン
銑鉄から練鉄を製造するパドル法(攪錬法)を開発したイギリスの発明家。1775年,イギリス海軍の文官として 10年間働いて貯めた資金を投じ,ポーツマス近くの製鉄所を買収。1783年,鍛造など従来の方法より短時間,低コストで圧延板を棒鉄などに加工できる溝つきローラを発明し,特許を取得。1784年には溶解した銑鉄を反射炉の中でかき混ぜるパドル法を開発し,再び特許を取得した。パドル法では,鉄の上で渦巻く石炭の炎と高温の気体が熱を加えるため,鉄は石炭に直接触れることなく溶解し,循環する空気との接触により炭素分が除去される。この方法と,それ以前に他の製鉄業者が開発した同様の方法との厳密な違いは不明だが,コートの二つの発明はイギリスの製鉄業に多大な影響をもたらし,その後 20年間でイギリスの鉄生産量は 4倍に増えた。しかしその後,共同事業主の出資金が盗んだ金だったことが判明したため,コートは特許を剥奪され破産。のちにごくわずかな年金のみが支給された。(→産業革命

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コート
Court, Margaret
[生]1942.7.16. オルベリー
オーストラリアのテニス選手。1960年代の女子テニス界に君臨した。1960年全豪選手権大会(→全豪オープン)女子シングルスで初優勝し,1966年に 7連覇を達成した。1970年に全豪オープン,ウィンブルドン選手権大会全仏オープン全米オープンテニス選手権大会の女子シングルスを制してグランドスラム(四大大会制覇)を達成。モーリーン・C.コノリーの女子テニス史上初(1953)に次ぐ 2人目のグランドスラム獲得選手となった。1963年に混合ダブルスでもグランドスラムを達成し,2種目でグランドスラムを達成した唯一の選手となった。全豪オープンで 11回,全仏オープンで 4回,ウィンブルドン選手権で 3回,全米オープンで 5回のシングルス優勝記録を樹立した。1967年に結婚し一時テニス界から退いたが,1975年に引退するまで世界四大大会で女子歴代最多の通算 66勝を達成した。テニスのプロ化後,プロに転じた。強力なサーブ・アンド・ボレーを武器に粘り強い戦いを展開し,女子テニスの世界ランキング 1位の座を通算 7年保持した。1979年国際テニス殿堂入りを果たした。

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デジタル大辞泉

コート(coat)
防寒・雨よけなどのため、外出の時に普通の衣服の上に着るもの。オーバーコートレインコート吾妻(あずま)コートなど。 冬》「アイロンをあてて着なせり古―/久女
上着の類。「ブレザーコート

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コート(court)
テニスバスケットボールバレーボールなどの競技場。「テニスコート
建物・塀などで囲まれた場所。中庭。
一区画。「フードコート

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日本文化いろは事典

コート
[女性用] コートは外衣ともいい、着物種類の中でも、外側に着用するものの総称です。防寒・防雨・防風などの実用的な面以外にも、着物の外観を装うおしゃれ着にもなっています。

出典:シナジーマーティング(株)

世界大百科事典 第2版

コート【coat】
最も外側に着用する,袖のついた長い丈の衣服。日本では外套ともいう。語源は,西ヨーロッパ中世に着用されたコットcotteに由来する。外側に着る同種ガウンローブマント,ジャケットなどとの区別は歴史的に明らかでないが,今日では丈の短い上衣のジャケットとは区別して使われる。一般にはオーバーコート,レインコートなど防寒,防塵,防雨または装飾としても着用されるものを指すが,モーニングコートフロックコートなどのように表着(うわぎ)化したものもある。

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コート【Halvdan Koht】
1873‐1965
ノルウェーの歴史家,政治家。太古から近代に至る百科全書的な知識をもった同時代最大の歴史家。人民(かつては農民,近代においては労働者)の階級的利害は国民・民族の利害を代表しうるという命題を,歴史研究と政治活動の問題意識として持ち続ける。労働党に加盟(1911),地方自治行政に携わったのち,1935年成立の労働党政権の外相。ナチス・ドイツの祖国侵入のため国王,内閣とともにロンドンに亡命した。【熊野

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コート【Henry Cort】
1740‐1800
イギリスの製鉄業者,発明家で〈製鉄の父〉と呼ばれた。1775年,ハンプシャーのゴスポートに製鉄所を設立。銑鉄を攪錬(パドリング)し,空気の脱炭作用によって可鍛鉄すなわち錬鉄に変えることに成功,84年に特許を取る。また溝型ローラーによる圧延法の開発でも前年に特許を得ていた。事業の方は共同経営者アダム・ジェリコの死後,工場の所有権をめぐる訴訟事件に巻き込まれて倒産した。【荒井 政治】

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精選版 日本国語大辞典

コート
〘名〙 (coat)
① 防寒、防塵、雨よけなどのために、ふつうの衣服の上に着るもの。オーバーコート、レインコートなど。《季・冬》
※春迺屋漫筆(1891)〈坪内逍遙〉壱円紙幣の履歴ばなし「荒々しくコートのポッケットへ突込し手ざはり」
② 背広などの上衣。
※多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「柳之助のコートの襟が歪みなりに折れてゐるのを」
③ (━する) おおうこと。かぶせること。塗ること。

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コート
〘名〙 (court) テニス、バレーボールなどの試合を行なう長方形の平面。
※東京二六新聞‐明治四一年(1908)二月二五日「ベースボール、テニス等の遊戯に適当なるコートを其中央に設くる筈なり」

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旺文社世界史事典 三訂版

コート
Henry Cort
1740〜1800
イギリス産業革命時の製鉄法の発明家
1784年パドル法と呼ばれる反射炉溶融法を発明して,良質錬鉄材の製造に成功し,19世紀初期の工業発達の基礎をつくった。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
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