●サーミスタ
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
サーミスタ
thermistor
thermally sensitive resistorの略称で,抵抗が大きな負の温度係数をもつことを利用した半導体回路素子のこと。直熱型と傍熱型とがあり,前者は周囲温度変化とサーミスタ自身を流れる電流による温度変化によって抵抗が変化する性質を,後者は別のヒータを流れる電流で素子の温度を変化させ間接的に抵抗が変化する性質を利用する。温度測定・制御用の検出素子,回路の温度補償用素子として,また増幅器や発振器の安定化用素子など広範囲の用途がある。材料としては遷移金属の酸化物またはそれらの固溶体が多く,通常酸化物粉末を所要の形に成形後,1000~1300℃で焼結磁器化したものが用いられる。
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