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シエイエス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

シエイエス
Sieyès, Emmanuel-Joseph
[生]1748.5.3. フレジュス
[没]1836.6.20. パリ
フランス革命期の政治家。僧侶出身であったが,革命直前に有名なパンフレット『第三身分とは何か』(1789)を発表,旧体制打破の世論形成に貢献した。第三身分代表として全国三部会に選出され,1789年以後は身分制廃止と立憲君主制の樹立に理論的指導者として尽力する。1792年国民公会議員に選出されるが,山岳派権力下では沈黙テルミドールの反動期(→テルミドール九日)には,総裁政府に参加し,ナポレオン・ボナパルト(→ナポレオン1世)のクーデターにも協力,執政政府一員となった。しかし,ナポレオンの独裁には反対した。王政復古期にはオランダに亡命,七月革命後に帰国

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デジタル大辞泉

シエイエス(Emmanuel Joseph Sieyès)
[1748~1836]フランスの政治家。聖職者であったが、「第三身分とは何か」を著し、革命運動に影響を与えた。のちにナポレオンクーデターにも参画王政復古後追放され、七月革命で帰国。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

シエイエス【Emmanuel Joseph Sieyès】
1748‐1836
フランスの政治家。シーエスと発音される場合も多い。地中海岸のフレジュスに生まれ,その地のイエズス会修道院とパリの神学校で学んで聖職者になり,シャルトルの司教代理に任じられ,1787年オルレアン州議会議員になった。啓蒙思想の影響を受けて旧体制下の身分制に対して強い批判を抱き,88年に《特権論》を公表して貴族などの特権を攻撃し,次いで89年初頭には《第三身分とは何かQu’est‐ce que le Tiers État?》を刊行し,第三身分こそが真の国民であり,聖職身分や貴族身分はその特権を放棄してはじめて国民の列に加わることができる,と力説した。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

シエイエス
しえいえす
Emmauuel Joseph Siéyès
(1748―1836)

フランスの政治家。プロバンス州のフレジュスに生まれる。司祭になるが、ルソーに私淑し、1789年3月『第三身分とは何か』を著し、フランス革命の指導原理を創造。国民に「何者かになろう」と呼びかけた。同年開かれた三部会の議員に選ばれ、三部会を国民議会に改組する立憲派の先頭にたち、初期革命の推進者として活動した。「1791年憲法」の成立後、一時政界を離れたが、1792年9月国民公会の議員に返り咲く。しかし、ロベスピエールから「もぐら」と称されたように、多数議員の集まる平原派の群れに埋もれ、人民主義の狂態を冷眼視しつつ、沈黙を守って恐怖政治を生き続けた。1799年総裁政府の大臣につくが、エジプトから帰国したナポレオンを擁して、ブリュメール(霧月)のクーデターを計画し、統領政府を樹立。ナポレオンとともに統領(執政)に就任するが、まもなく彼と折り合わず、政界を退いた。アカデミーの会員に推され、百日天下期には伯爵に叙せられた。王政復古後にはルイ16世の処刑に賛同したかどで、国外追放にあい、オランダに一時身を避けた。

[金澤 誠]

『大岩誠訳『第三階級とは何か』(岩波文庫)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

シエイエス
(Emmanuel Joseph Sieyès エマニュエル=ヨゼフ━) フランスの政治家。フランス革命の指導者、革命初期の理論家。国民議会の設立、九一年憲法の成立に寄与し、のちナポレオンとともに執政に就任。王政復古でオランダに亡命したが、七月革命で帰国。著書「第三身分とは何か」。(一七四八‐一八三六

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