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シドニウス・アポリナリス【しどにうすあぽりなりす】

日本大百科全書(ニッポニカ)

シドニウス・アポリナリス
しどにうすあぽりなりす
Gaius Sollius Apollinaris Sidonius
(430ころ―486ころ)

ローマ帝政末期のガリア貴族。リヨンの名門の出。455年西帝位に推された岳父アウィトゥスAvitus(在位455~456)に随行して、ローマで頌詩(しょうし)を献呈。岳父の失脚(456)後、ガリア貴族内に生じた反乱の動きには直接加担せず、458年リヨンで新帝マヨリアヌスMajorianus(在位457~461)に頌詩を献呈した。同帝死後は、在野生活に甘んじていたが、467年アンテミウスAnthemius(在位467~472)が登位すると、郷里の陳情を携えてローマに赴き、頌詩を献じてローマ都督に任じられた(468)。470年ごろクレルモン・フェランの司教となり、同市の対西ゴート抵抗戦(471~475)を精神的に指導した。その後、西ゴートに一時幽閉されたが、やがて司教復位を許され、晩年は文学活動と教会活動に専心。詩歌集と書簡集9巻を残しており、文学的評価はかならずしも高くはないが、同時代史料として貴重である。

[後藤篤子]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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