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シニョレッリ【しにょれっり】

日本大百科全書(ニッポニカ)

シニョレッリ
しにょれっり
Luca Signorelli
(1445/50―1523)

イタリアの画家。中部イタリアの丘上都市コルトーナに生まれ、同地で没。ピエロ・デッラ・フランチェスカの弟子、または協力者の関係にあったと思われ、その影響から出発しているが、彼の作風はフィレンツェの画家たち、わけてもポライウオーロ兄弟の作風に接して決定的となる。フィレンツェ派の伝統である彫塑的な人物像と、当時画家たちの関心をひいていた解剖学的な人体表現を、彼は自らの画風に消化し、ダイナミックでしかも叙情味のある独自の画風を確立。その厳しい人体表現と画面構成は、ミケランジェロにも影響を与えたと思われる。彼はローマやオルビエートなど各地で制作にあたったが、晩年は故郷に定住し、地方の大家として過ごした。代表作はオルビエート大聖堂内のサン・ブリーツィオ礼拝堂の一連の壁画(偽キリスト、肉体の復活、天国、地獄など、1500~1503)で、ルネサンスの世紀末的ビジョンをみごとに描き出している。このほか、シエナの近くのモンテ・オリベート・マッジョーレの修道院に描いた壁画群「聖ベネディクト伝」(1497~98)も重要である。

[石鍋真澄]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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