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シュチェチン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

シュチェチン
Szczecin
ポーランド北西部,ザホドニョポモルスキェ県の県都。ドイツ語ではシュテッティン Stettin。バルト海から 65km南方のオドラ川 (オーデル川 ) 河口付近に位置するポーランド最大の港湾都市。 10世紀後半ミエシコ1世によりポーランド領に加えられ,10~11世紀に水陸両路の貿易中心地として繁栄し,1360年にはハンザ同盟に加入。 1637年からブランデンブルク辺境伯領,1648年からスウェーデン,1720年からプロシアに属し,1945年ポーランド領に戻った。バルト海の主要港で,チェコスロバキア,ハンガリー,ドイツも後背地に含まれる。おもな輸出品は石炭コークス鉄鉱石造船をはじめ化学,金属,機械,石油精製などの工業が行なわれ,食品加工,製紙建材などの工業も大きな比率を占める。文教都市でもあり,各種の高等教育機関,図書館,西ポモージェ博物館,劇場があり,交響楽団をもつ。人口 41万 5399 (2002) 。

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世界大百科事典 第2版

シュチェチン【Szczecin】
ポーランド北西部,同名県の県都で,人口41万9600(1995)。ドイツ名はシュテッティンStettin。バルト海に面し,オーデル河口左岸に発達する港湾都市で,貨物取扱量でグダンスクに次ぐ第2の重要港。埠頭など港湾施設は優れているが,前面にシュチェチン湖など浅い湖があり,大型外洋船の入港がある。石炭,コークスを最大の輸出品(1176万t,全取扱量の44%。1979)とし,輸入では鉄鉱石が多い。工業では造船業筆頭に機械工業,化学工業(同県の硫酸は全国生産の40%,リン肥料は41%。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

シュチェチン
しゅちぇちん
Szczecin

ポーランド北西部、ザホドニオポモジェ県の県都。人口41万5576(2001)。オドラ(オーデル)川河口左岸に発達する港湾都市で、ポーランドの重要港。ドイツ名シュテッティンStettin。ドイツ国境に近く、ベルリンは南西130キロメートルにあって、第二次世界大戦前まではベルリンの外港であった。埠頭(ふとう)など港湾施設は優れているが、シュチェチン湖、ドンビエ湖という水深の浅い湖を経てバルト海へ出るため、大型外洋船の入港に困難がある。貨物取扱量でグダニスクとほぼ並ぶポーランド第二の要港で、シロンスク地方の石炭とコークスを最大の輸出品とし、最大の輸入品は鉄鉱石である。内陸国のチェコ、スロバキアに国際協定によって港湾の一部を提供している。工業は造船業を筆頭に機械工業、化学工業、金属加工、水産加工、製紙、セメント工業が重要である。

 7~8世紀にスラブ人集落として開かれ、1124年にはポモジェ(ポメラニア)地方最大の都市となった。1278年にハンザ同盟に加入して繁栄したが、15世紀以降はドイツ人の東への漸進とともに植民化が進み、しだいにプロシアの影響を受けるようになった。のちにデンマーク、スウェーデン、ブランデンブルク、プロシアが領有を争った。18世紀にはオドラ川とエルベ川を結ぶ運河が開通し、広い中部ヨーロッパを後背地として繁栄した。第二次世界大戦後ポツダム協定によってポーランドへ編入された。

[山本 茂]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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