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シリコーン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

シリコーン
silicone
有機ケイ素化合物の重合体総称化学組成および分子の平均の大きさにより,油状,ゴム状,樹脂状を呈し,それぞれ,シリコーン油シリコーンゴムシリコーン樹脂と呼ぶ。化学構造的には,オルガノポリシロキサン類であり,オルガノクロルシランを加水分解し,生じた単量体を縮合してつくられる。高度の耐熱性耐寒性をもち,多分野で利用されている。また潤滑油,消泡剤にも用いられる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

シリコーン(silicone)
珪素(けいそ)酸素との分子鎖-Si-O-Si-を骨格とし、この珪素メチル基などが結合した珪素有機化合物重合体耐熱性・電気絶縁性にすぐれる。

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世界大百科事典 第2版

シリコーン【silicone】
ケイ素樹脂の英語名。よく似た言葉にシリコンsiliconがあるが,これは元素または単体としてのケイ素のことを意味する。ケイ素樹脂【森川 正信

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

シリコーン
しりこーん
silicone

シロキサン結合-Si(R1R2)-O-を骨格とし、これに有機の基Rとしてメチル基、ビニル基やフェニル基などが結合している有機ケイ素化合物のポリマーオルガノポリシロキサンの総称である。アメリカのダウ・コーニング社によって第二次世界大戦前に開発された。製法は、銅、銀などの金属触媒を金属ケイ素に加え、有機ハロゲン化合物(Rcl)を加熱して反応させる。得られたオルガノハロゲノシランの混合物を精密分留により分離し、加水分解でシラノールにする。シラノールは、副生した塩酸ガスにより縮合反応が促進されてポリシロキサンになる。

 シリコーンは、その分子量(重合度)によって、低分子量のシリコーン油からシリコーングリース、シリコーンゴム、シリコーン樹脂(ケイ素樹脂)に分類される。性質は耐熱、耐寒に優れ、260℃から零下90℃という広い温度範囲で使用できる。耐水、耐薬品性、電気絶縁性も優れている。

[垣内 弘]

『工業調査会編・刊『プラスチック技術全書17 シリコーン樹脂』(1971)』『ユージン・ジョージ・ロコー著、三木昭三ほか訳『ケイ素とシリコーン――石器時代の道具、古代陶器、現代のセラミックス、コンピュータ、宇宙材料への道をどのように進歩してきたか』(1990・シュプリンガーフェアラーク東京)』『伊藤邦雄編『シリコーンハンドブック』(1990・日刊工業新聞社)』『黛哲也編『シリコーンの応用展開』(1998・シーエムシー)』『シーエムシー編・刊『高分子材料シリーズ シリコーンの最新市場』(1999)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

シリコーン
〘名〙 (silicone) 有機珪素化合物の重合体のうち、シリコーンゴム、シリコーンオイル、シリコーン樹脂などの総称。耐寒、耐熱、耐水、電気絶縁性にすぐれ、広い用途がある。シリコン。

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

シリコーン
シリコーン
silicone

有機置換基をもつケイ素と酸素とが,交互に結合した主鎖をもつ重合体.半有機,半無機的な構造で,ほかの有機高分子物質と異なり,耐熱・耐寒性,はっ水性,電気絶縁性,耐薬品性などにすぐれている.他方,物理的強度や接着性が弱いという欠点もある.シリコーンは重合度や橋かけ度によって,シリコーン油シリコーンゴムシリコーン樹脂とに分類される.分子構造の骨格は-Si-O-Si-O-のシロキサン結合で,ケイ素原子にメチル基,アリル基,フェニル基などの有機基が結合した構造をしている.クロロシラン誘導体からシロキサンを得て,これを触媒を用いて重合させてつくる.潤滑剤,真空グリース,拡散ポンプ油,織物のはっ水加工などに用いられるほか,消泡剤,電気部品,塗料など多方面にわたって利用されている.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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