●シロナガスクジラ
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
シロナガスクジラ
Balaenoptera musculus; blue whale
南半球の温帯から亜南極域に,尾部が短く,くじらひげの幅がきわめて短い,ピグミーシロナガスクジラ B.m.brevicaudaという亜種が生息している。性的成熟に達する体長がシロナガスクジラでは 23.5m前後であるのに対し,ピグミーシロナガスクジラでは 19.8m前後である。
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栄養・生化学辞典
シロナガスクジラ
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世界大百科事典 第2版
シロナガスクジラ【blue whale】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
シロナガスクジラ
しろながすくじら / 白長須鯨
blue whale
[学] Balaenoptera musculus
哺乳(ほにゅう)綱クジラ目ナガスクジラ科のヒゲクジラ。体長34メートルの測定記録がある世界最大の動物である。紡錘形で、背びれは比較的小さい。全身灰青色で、淡色斑(はん)が多数点在する。水面に浮かび上がる際に水上からは白くみえるのでこの和名がある。畝(うね)は下あごからへそまで達する。黒色の三角形のくじらひげ板が口蓋(こうがい)に片側約230枚生える。世界の海洋に広く分布し、南半球ではパックアイス(浮氷群)域まで分布するが、付属海には入らず、北太平洋ではベーリング海やオホーツク海に入る例はまれである。夏は高緯度海域に、冬は低緯度海域に大きな季節移動を繰り返す。オキアミ類を好んで食べる。出生時は7メートル、2.5トンで、南半球産の系統は平均26メートル、110トンにまで成長する。近代捕鯨時代に入ってからの主対象種であり、乱獲の結果資源が減少し、1966年から全世界で捕獲禁止されている。世界の海洋にピグミーシロナガスクジラという亜種を含めて約1万頭が生息していると推定される。
[大隅清治]
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