●シンガー
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
シンガー
Singer, David J.
アメリカの国際政治学者。デューク大学を卒業,1956年にニューヨーク大学から博士号を取得。ニューヨーク大学,バッサー・カレッジで教えたあと,58年ミシガン大学に移り,65年同大学政治学部教授。『コンフリクト・リゾリューション』誌,『ワールド・ポリティックス』誌その他の学会誌に精力的に寄稿して,国際政治学に数量分析,数理的手法を導入する機運を盛上げる一方,分析レベルの問題を提起して国際政治学研究の混乱を正そうとした。"Financing International Organization" (1961) ,"Deterrence,Arms Control,and Disarmament" (62) ,"Human Behavior and International Politics" (65) などが代表的著述。
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シンガー
Singer, Isaac Bashevis
[没]1991.7.24. フロリダ
アメリカの小説家。父がユダヤ教の一派で神秘的色彩の濃いハシディズムのラビであり,彼の作品にもその思想がみられる。 1935年渡米,『ジューイッシュ・デーリー・ホワード』の記者となり,主として同紙にイディシュ語で小説を発表した。ポーランド系ユダヤ人の寓話的,幻想的民話を利用し,伝統と反伝統,善悪,肉体と霊魂などの二元的対立を描くその作品は,英訳されて英語圏でも高い評価を得ている。処女作は 34年執筆の『ゴレイの悪魔』 Satan in Goray (1955英訳,以下同) であるが,S.ベローが英訳 (53) した短編「ギンペルの悪魔」によって認められた。おもな作品は,19世紀のポーランドを舞台に,ユダヤ教の伝統と近代思想の相克に悩むカルマン一家を扱う大河小説『荘園』 The Manor (67) および『土地』 The Estate (70) をはじめ,『ルブリンの魔術師』 The Magician of Lublin (60) ,『神を捜す少年』A Little Boy in Search of God (76) ,短編集『カフカの友』A Friend of Kafka (70) ,『情熱』 Passions (74) など。ほかに『なぜノアは鳩を選んだか』 Why Noah Chose the Dove (74) など 10冊あまりのすぐれた児童向けの小説や自伝,戯曲がある。 78年ノーベル文学賞受賞。
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シンガー
Singer, Isaac Merrit
[没]1875.7.23. イングランド,デボンシャー
アメリカの発明家,企業家。 19歳で機械工となり,1839年削岩機,49年金属木工用機械の特許を取得。 51年さらに自動推進機構をもつ裁縫機械を開発,特許をとる。 73年ニューヨークの富豪で法律家の E.クラークと協力してシンガー・マニュファクチュアリングを設立,実用裁縫機械,家庭用ミシンの製造販売を始めた。直販や月賦販売など新しい方式を取入れた販売政策が成功し,販路を海外に拡張,世界最大のミシン製造会社となった。 20世紀初めにはシンガーミシンは世界中で使用されるようになった。
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シンガー
The Singer Co.NV
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デジタル大辞泉
シンガー(Isaac Bashevis Singer)
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シンガー(Isaac Merrit Singer)
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シンガー(singer)
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世界大百科事典 第2版
シンガー【Charles Joseph Singer】
イギリスの科学史家。ロンドンのユニバーシティ・カレッジで教育を受け,その後,科学史のうちでも,とくに生物学史と医学史を専攻した。アメリカに移住していたG.サートンとも親交があった。国際科学史アカデミー会長,イギリス科学史学会会長などを歴任した。医学史や科学史の論文以外に著作も多く,4種の小史といわれる《解剖学の発展》(1925),《医学小史》(1928,62年増補改訂),《生物学小史》(1931),《科学思想のあゆみ》(1959,62年増補改訂)をはじめ,《魔法から科学へ》(1928)などがあり,大著《技術の歴史》5巻(1954‐58)の編者でもある。
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シンガー【Issac Bashevis Singer】
アメリカの小説家。ユダヤ人ラビの子としてポーランドに生まれる。ワルシャワで文筆生活の後,1935年アメリカに亡命,イディッシュ語新聞《フォワード》の編集のかたわら同紙に小説を発表。53年《ギンペルの馬鹿》がソール・ベローによって英訳され,注目をあびた。作品はすべてイディッシュ語で書かれ,古いポーランドのユダヤ人村落を題材にしたものが多く,聖と俗,現実と幻想の交錯する悪魔的な官能の世界を描き,愛と信仰の問題を追究している。
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シンガー【Isaac Merrit Singer】
アメリカの機械発明家。ニューヨーク州の機械修理工の家に生まれる。12歳のとき家を出,各地を16年間にわたって放浪し,機械工としての技術を身につける。1839年削岩機についての特許を取得。49年木材や金属の切削機械の特許取得。51年ボストンの機械工場で働いていた際に,たまたまもちこまれたミシンの修理に従事し,その後ミシンの改良・開発に没頭。同年8月には特許を取得し,友人から資金を借り,I.M.シンガー社を設立。
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精選版 日本国語大辞典
シンガー
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