●シンハラ人【シンハラじん】
世界大百科事典 第2版
シンハラじん【シンハラ人 Simhala】
スリランカの多数民族。名称はシンハラ語で〈獅子の子孫〉を意味する。人口は1099万(1981),総人口1485万中74%を占める。5世紀ころに記されたシンハラ王朝の《マハーバンサ(大王統史)》では,北インドで父親のライオン(シンハ=獅子)を殺して王位についたシンハバーフ王の長男ビジャヤVijayaが,700名の部下とともに母国から追放され,スリランカ島に漂着した。同じ日に釈迦が涅槃に入ったとされ,シンハラ王朝と仏教との結びつきが強調されている。
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旺文社世界史事典 三訂版
シンハラ人
シンハラじん
Sinhalese
スリランカの多数民族。シンハラは“獅子の子孫”の意
スリランカの人口の7割強を占め,ほとんどが上座部仏教徒。1977年以降,シンハラ人の統一国民党が政権を担当しており,ヒンドゥー教徒で少数民族のタミル人との対立を続けている。
スリランカの人口の7割強を占め,ほとんどが上座部仏教徒。1977年以降,シンハラ人の統一国民党が政権を担当しており,ヒンドゥー教徒で少数民族のタミル人との対立を続けている。
出典:旺文社世界史事典 三訂版
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