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ジスプロシウム

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ジスプロシウム
dysprosium
元素記号 Dy ,原子番号 66,原子量 162.50。周期表3族,希土類元素ランタノイド元素の1つ。 1886年に L.ボアボードランが発見。天然にはガドリン石ゼノタイムサマルスキー石,その他の希土類元素鉱物中に少量含まれる。火成岩平均含有量 3.0ppm,海水中の平均値 0.003 μg/l 。他の希土類元素と常時随伴するので,精製はイオン交換法による。単体金属元素で,融点 1407℃,比重 8.536,酸化数3。化合物結晶水溶液の色は黄色ないし黄緑色。中性子吸収断面積が大きいのが特徴。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ジスプロシウム(dysprosium)

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世界大百科事典 第2版

ジスプロシウム【dysprosium】
周期表元素記号=Dy 原子番号=66原子量=162.50±3地殻中の存在度=3.0ppm(41位)安定核種存在比 156Dy=0.0524%,158Dy=0.0902%,160Dy=2.294%,161Dy=18.88%,162Dy=25.53%,163Dy=24.97%,164Dy=28.18%融点=1407℃ 沸点=2600℃比重=8.56電子配置=[Xe]4f105d06s2 おもな酸化数=III周期表第III族に属する希土類元素の一つ。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ジスプロシウム【dysprosium】
ランタノイドの一。元素記号 Dy  原子番号66。原子量162.5。軟らかく展性に富んだ灰色の金属。大きな常磁性を示す。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ジスプロシウム
じすぷろしうむ
dysprosium
周期表第3族希土類元素に属し、ランタノイド元素の一つ。1886年、フランスのボアボードランによって吸収スペクトルの測定で、ホルミウム化合物から発見され、得にくいという意味のギリシア語dysprositosにちなんで命名された。主要鉱物はユークセン石、フェルグソン石、ガドリン石など。無水塩化物をアルゴン中で液状アルカリ金属で還元すると、銀白色の金属が得られる。空気中に室温で放置すると表面が酸化されるだけであるが、熱すると無色の酸化ジスプロシウム()になる。
 熱水、酸に水素を発して溶ける。普通、酸化数+の化合物をつくるが、ごくまれに+のものも知られる。[守永健一・中原勝儼]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ジスプロシウム
〘名〙 (dysprosium) 希土類ランタン系元素の一つ。元素記号 Dy 原子番号六六。原子量一六二・五〇。六方晶系の金属。一八八六年、フランスのボワボードランが発見。

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

ジスプロシウム
ジスプロシウム
dysprosium

Dy.原子番号66の元素.電子配置[Xe]4f 106s2の周期表3族ランタノイド元素.希土類元素イットリウム族の一つ.原子量162.500(1).質量数156(0.056(3)%),158(0.095(3)%),160(2.329(18)%),161(18.889(42)%),162(25.475(36)%),163(24.896(42)%),164(28.260(54)%)の7種の安定同位体と,質量数138~173の放射性同位体が知られている.1886年,ホルミウム化合物中に存在することをP.E.L. de Boisbaudranが発見した.元素名はギリシア語で“得がたい”を意味するδυσπροσιτο(dysprositos)から.ガドリン石,フェルグソン石などに含まれる.地殻中の存在度3.7 ppm.希土類元素全体の生産量首位は中国で約98%(2006年)を占める.Dyを含む中重希土類は華南地域でのみ産出する.希土類埋蔵量首位は中国30%,ついでロシア諸国22%,アメリカ15%.融点1412 ℃,沸点2562 ℃.密度8.55 g cm-3(20 ℃).第一イオン化エネルギー5.939 eV.酸化数3.Dy3+ イオンの外殻電子配置は4f 9で塩は強い磁性を示す(磁気能率10.55μB).ほかの希土類元素と同様 Dyで化合物をつくる.結晶および水溶液は黄または黄緑色で,ホルミウムの化合物と同様にいちじるしい常磁性を示す.Dyのもっとも重要な用途は,Nd-Fe-B(ネオジム)磁石([別用語参照]希土類磁石)の高温域の保磁力・磁束密度を高めるはたらきをもつ添加剤で,近年価格が急上昇している.[CAS 7429-91-6]

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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