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ジッペ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ジッペ
Sippe
古代ゲルマン社会の氏族共同体。元来は1人の始祖に始る男系の氏族団体で,宗教的性格をも帯びていた。ジッペは古代ゲルマン民族の根元的な生活単位であり,人々はジッペの保護下で生活の安全を保障され,外部からの加害に対してジッペ成員全員による救済を期待しえた。経済生活もまたジッペを単位としており,成員の私法的権利はジッペの総有権によって包括されていた。移動期のゲルマン人が定住する際に,ジッペは農業生産共同体として機能した。戦時におけるの単位もまた当然ジッペであった。ゲルマン法根本において団体法であるのは,このジッペに起因する。

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世界大百科事典 第2版

ジッペ【Sippe】
伝統的なドイツ法制史の体系の中で中心的な地位を占める概念のひとつで,古代ゲルマン社会における氏族団体(もともとは共通の始祖から発した男系親族の一団)を意味する。このジッペは,確固たる組織をもつ法的団体であり,ゲルマン人の社会生活,法生活の全体を支配する重要な意義を有するものとされる。すべての自由人はいずれかのジッペに属し,それによって社会の一員となることができた。すなわちジッペは,第1に平和団体であり,その成員に平和を保障し,内部秩序を維持するため固有の刑罰権を有する。

出典:株式会社平凡社
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