●ジャイミニ
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ジャイミニ
Jaimini
[没]前100頃
インドの哲学者。ベーダ聖典に規定されている祭祀儀礼の実行の意義を哲学的に研究して統一解釈を与えたミーマーンサー学派の確立者。『ミーマーンサー・スートラ』を著わしたとされる。
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世界大百科事典 第2版
ジャイミニ【Jaimini】
古代インドの学匠。ベーダ聖典の祭事部に関する体系的な解釈学を旨とするミーマーンサー学派の開祖と見なされ,この学派の根本経典《ミーマーンサー・スートラMīmāṃsā‐sūtra》の作者であると伝えられているが,それが現在見られるようなかたちに整えられたのは後100年ころと考えられる。この経典は,ジャイミニの名を冠せられて《ジャイミニ・スートラJaimini‐sūtra》,あるいは,12章より成っているので《十二章篇》とも称せられる。
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日本大百科全書(ニッポニカ)
ジャイミニ
じゃいみに
Jaimini
(前200―前100ころ)
インド六派哲学の一つ、ミーマーンサー学派の確立者。『ミーマーンサー・スートラ』の著者とされる。『サーマ・ベーダ』の系統の学者であったことが知られるほか、その人物像についての詳細は不明。ダルマ(宗教的義務)すなわち祭祀(さいし)の方法と意義に関する統一的解釈の体系であるミーマーンサー学を確立したほか、ウパニシャッドに通暁し、ベーダーンタ哲学についての権威でもあったと伝えられる。
[倉田治夫 2018年5月21日]
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